残雪期のテント設営について、もう少し反省を踏まえて綴ってみる。
竹ペグに直接結びつけるロープを、ナイロン製の荷造り用のひもに換えたことは前述したが、実は去年の時は竹ペグ自体も別の物で代用していた。
それは「割り箸」だった。
僅かでも軽量化をしたいという考えがあり、主にインターネットで調べた結果、割り箸を用いている人が多かったのだ。
特にそれを用いたことでアクシデントに遭遇したなどと言うことは何も書かれていなかったため、「じゃぁやってみるか」と思ったのだ。
ところがだった。
穴を掘り、割り箸ペグを埋めたまでは良かったのだが、ちょっとテントとの角度が違ってしまったことに後から気付き、掘り起こした。
その時だった。
時間にして10分程度しか雪の中に埋もれていなかったにも関わらず、割り箸ペグは既に水分でふやけてしまっており、かなり脆くなってしまっていたのだ。
「ひょっとして・・・」と思い、少し力を入れてみたところ簡単に折れ曲がってしまった。
これには焦った。
もちろん予備の割り箸ペグを数本準備してはいたが、果たして明日の朝までもってくれるかどうかが心配だった。
翌朝懸念されたことは現実となった。
いざ掘り起こしてみたところ、すべての割り箸ペグが折れ曲がった状態で掘り起こされたのだ。
このような反省があり。雪山シーズンにはやはり竹ペグが一番適しているとあらためて思った。
真似をするだけではかえって危険な状況に陥ってしまうこともある。
軽量化を考えることは大切なことではあるが、失敗して初めて分かることも多い。
さてさて、今宵の夕食の時間がやってきた。
この時のメニューを2週間程前からずっと考えていた。
「食べたい物が食べたい」「カロリー計算は・・・」「何味が良いか」等々、いろいろと考えている時が心から楽しいと思えた。
量やカロリー、栄養などは登山において重要なことではあるのだが、それだけにあまりとらわれすぎてしまうと楽しみが半減してしまいそうなので、先ずは食べたい物を優先した。
「やっぱ肉かな~・・・」
要冷蔵の食品をここまで持ってくるには、時期としては今が限界だろうし、肉料理に決定した。
あとは如何に簡単で、如何に美味く、そして如何に合理的にできるかだ。
頭の中で家にある物を思い出しながら「あれとあれを一緒にすれば・・・」などと思い巡らし、同時に味付けも想像でしてみた。
「よし、これなら行けそうかも(笑)」
そして持参した食材はこのようになった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/0f/2cf93e5371f899cda31031bd768a3203.jpg)
・レトルトのミネストローネ(頂き物だが、帝国ホテル仕様!)
・豚の角煮
・固形コンソメ(今夜のポイントとなる隠し味)
・FDの炒飯
・FDのパスタ
・食後の珈琲(スティックタイプ)
調理時間は実質5~8分程で、先ずはお湯を沸かしFDの炒飯に入れ15分間待つ。
その間に、レトルトのミネストローネの中身を直接コッヘルに入れ、そして水を200cc加える。
何故わざわざ水で薄めるのかと言うと、これにより「スープ兼おかず」となってくれるのだ。
水で薄めた分、そこに固形のコンソメを入れれば味付けは十分となる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/fa/e5e43fcc91942009fb3ac7c0a424196d.jpg)
軽く煮だってきたらメインの角煮を入れて更に5分煮て出来上がり。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/06/1168fb8d61dac71abc90d7d30e509f88.jpg)
本来であれば、事前に家で一度作ってみれば良いのだろうが、まぁぶっつけ本番料理であること自体、山ならではの楽しみでもある。
さてお味は如何に(笑)。
いやいや驚いた!
これが実に美味かった!
本来は洋風の味付けであるミネストローネとコンソメだが、そこに角煮の中華風味が加わり、絶妙なコラボレーション味となってくれた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/4a/bebe77c715879cadf726def79f1b52ec.jpg)
自分で言うのもなんだが、次回のテント泊でも是非作りたいメニューだった(笑)。
腹が減っていれば何でも美味いというが、家ではまず絶対に調理はしない(できない)自分が、登山となると作りたがる。
必要に迫られてそうなるだけだが、とは言え、今回の料理は大成功だった。
竹ペグに直接結びつけるロープを、ナイロン製の荷造り用のひもに換えたことは前述したが、実は去年の時は竹ペグ自体も別の物で代用していた。
それは「割り箸」だった。
僅かでも軽量化をしたいという考えがあり、主にインターネットで調べた結果、割り箸を用いている人が多かったのだ。
特にそれを用いたことでアクシデントに遭遇したなどと言うことは何も書かれていなかったため、「じゃぁやってみるか」と思ったのだ。
ところがだった。
穴を掘り、割り箸ペグを埋めたまでは良かったのだが、ちょっとテントとの角度が違ってしまったことに後から気付き、掘り起こした。
その時だった。
時間にして10分程度しか雪の中に埋もれていなかったにも関わらず、割り箸ペグは既に水分でふやけてしまっており、かなり脆くなってしまっていたのだ。
「ひょっとして・・・」と思い、少し力を入れてみたところ簡単に折れ曲がってしまった。
これには焦った。
もちろん予備の割り箸ペグを数本準備してはいたが、果たして明日の朝までもってくれるかどうかが心配だった。
翌朝懸念されたことは現実となった。
いざ掘り起こしてみたところ、すべての割り箸ペグが折れ曲がった状態で掘り起こされたのだ。
このような反省があり。雪山シーズンにはやはり竹ペグが一番適しているとあらためて思った。
真似をするだけではかえって危険な状況に陥ってしまうこともある。
軽量化を考えることは大切なことではあるが、失敗して初めて分かることも多い。
さてさて、今宵の夕食の時間がやってきた。
この時のメニューを2週間程前からずっと考えていた。
「食べたい物が食べたい」「カロリー計算は・・・」「何味が良いか」等々、いろいろと考えている時が心から楽しいと思えた。
量やカロリー、栄養などは登山において重要なことではあるのだが、それだけにあまりとらわれすぎてしまうと楽しみが半減してしまいそうなので、先ずは食べたい物を優先した。
「やっぱ肉かな~・・・」
要冷蔵の食品をここまで持ってくるには、時期としては今が限界だろうし、肉料理に決定した。
あとは如何に簡単で、如何に美味く、そして如何に合理的にできるかだ。
頭の中で家にある物を思い出しながら「あれとあれを一緒にすれば・・・」などと思い巡らし、同時に味付けも想像でしてみた。
「よし、これなら行けそうかも(笑)」
そして持参した食材はこのようになった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/0f/2cf93e5371f899cda31031bd768a3203.jpg)
・レトルトのミネストローネ(頂き物だが、帝国ホテル仕様!)
・豚の角煮
・固形コンソメ(今夜のポイントとなる隠し味)
・FDの炒飯
・FDのパスタ
・食後の珈琲(スティックタイプ)
調理時間は実質5~8分程で、先ずはお湯を沸かしFDの炒飯に入れ15分間待つ。
その間に、レトルトのミネストローネの中身を直接コッヘルに入れ、そして水を200cc加える。
何故わざわざ水で薄めるのかと言うと、これにより「スープ兼おかず」となってくれるのだ。
水で薄めた分、そこに固形のコンソメを入れれば味付けは十分となる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/fa/e5e43fcc91942009fb3ac7c0a424196d.jpg)
軽く煮だってきたらメインの角煮を入れて更に5分煮て出来上がり。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/06/1168fb8d61dac71abc90d7d30e509f88.jpg)
本来であれば、事前に家で一度作ってみれば良いのだろうが、まぁぶっつけ本番料理であること自体、山ならではの楽しみでもある。
さてお味は如何に(笑)。
いやいや驚いた!
これが実に美味かった!
本来は洋風の味付けであるミネストローネとコンソメだが、そこに角煮の中華風味が加わり、絶妙なコラボレーション味となってくれた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/4a/bebe77c715879cadf726def79f1b52ec.jpg)
自分で言うのもなんだが、次回のテント泊でも是非作りたいメニューだった(笑)。
腹が減っていれば何でも美味いというが、家ではまず絶対に調理はしない(できない)自分が、登山となると作りたがる。
必要に迫られてそうなるだけだが、とは言え、今回の料理は大成功だった。
食事を面倒がらずに、楽しみの一つとして捉える。
これは腹ペコ山男さんのホームページとの出会いから始まったんですよ♪(これホント)
まさかまさか、あんな形で出会って今こうして情報交換ができようとは・・・。
本当に感謝です。 m(_ _)m
時々ですが、お客様にもアドバイス的なことは言っています。
今の時代ですから、ネットで調べれば殆どのことは解決できてしまうのですが、それでも自分で思案しながらあーでもないこーでもないって失敗を繰り返しメニューを増やすのも、山ならではの面白さですね。