ひとり旅への憧憬

気ままに、憧れを自由に。
そしてあるがままに旅の思い出を書いてみたい。
愛する山、そしてちょっとだけサッカーも♪

雨巻山 「寒い。帰ろう」

2024年07月13日 22時07分13秒 | Weblog
合流ポイントから三登谷山(みとやさん)方面へと縦走する。
途中何カ所かの分岐点はあるが、地図を読み違えなければ問題はないだろう。

それにしてもルートが多い。
だから分岐点も多い。
(「これだから里山って難しいんだよなぁ。お手軽なイメージがあるけどこれって結構恐いことなんだよなぁ・・・」)
そんなことを思いながらアップダウンを繰り返す。


後方から女房の様子を見たが、三登谷山までは特に休憩無しでも大丈夫だろう。
ただ空気が冷たい。
風が殆ど無いことが幸いしてはいるが、頬に当たる空気の冷たさを感じるし、指先は僅かに悴む。
俺はいい、こんなことは当たり前に慣れている。
女房が心配だった。


振り返れば雨巻山方面の青空が澄み切っていた。
低山登山とはいえ、春から秋にかけての登山では見られない冬の青空だ。
これもまた良し!


途中にあったベンチ。

樹林帯の中の縦走だが、時折ピンポイントで視界が開けている。
そこにはぽつんとベンチが一つ置かれ、立ち止まれば那須日光方面への眺望が利く。
ほんの数分だけ休憩し景色を愛でた。
ちょっとした贅沢を感じたひとときだった。
「どう、寒い? 疲れは?」
山に関しては自分がイニシアチブを握っている。(笑)

幾つかのアップダウンを繰り返しながら三登谷山へと近づく。
息を切らせるほどの登りではないが、女房にしては頑張っているなぁと思う。


三登谷山までもうすぐだ。


三登谷山山頂に着いた。

なるほど北西部の眺望が良く利いているポイントだ。
残念ながら日光方面の峰峰を見ることはできなかったが、思わず一息入れ見入ってしまう場所だった。
「また違う季節に来てみたいね。」
女房からの思わぬ言葉にちょっと驚いた。
「そうだね。いいね!」
と返事をしたが、その言葉は「疲労はない。寒さも大丈夫。」という意味が込められていると感じた。

再び下山開始。
地図を読む限り、もうすぐ下り中心のルートとなる。
振り返れば雨巻山が目視できた。
「雨巻山も見納めだよ。」
女房も振り返る。
「え~っ、もうこんなに歩いてきたの! 結構頑張ったじゃん♪」
笑ってしまう一言だったが、元気そうで良かった。


雨巻山も見納め。

駐車場には15時30分頃到着した。
休憩と昼食を含めて約6時間の軽トレッキングだった。
ほぼ予定通りの下山となったが。
車の中で温かい珈琲を飲んだ。

「ねぇ春になったら何処に登る?」
嬉しい言葉だったが、人は変われば変わるものだと思った。(笑)

春の花を見に、何処へ登ろうか・・・
















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