ドーナツの穴、どうやってあける？

「村上保さんの「ふる里の風景」で、ドーナツが取り上げられていた」




（中國新聞　2018年1月1日）





「ドーナツの生地を作るのはお母さんやお姉さんで、リング状に型抜きをするのが、子どもの村上さんたち」

「茶わんや杯を使って、生地をくりぬいていく」

「くりぬいていくと、生地の端っこに切れ端が残る。その切れ端をどうやって少なくするかを考えながらくりぬいていったんじゃの」

「くりぬいて作ったドーナツの中に穴をあけるとき、その穴が真ん中にくるようにするのも大変じゃね」

「わしのおふくろも、時々リング状のドーナツを作ってくれたんじゃが」

「…が？」

「棒状に伸ばした生地をくるっと丸めて、両端をつなげることでリング状にするというものじゃったんじゃの」

「それもありじゃね」

「いうても、両端をつなげるのが結構、難しゅうての」

「そうじゃろうね」

「おふくろは細うした端っこをちょいとつまんでつなげるんじゃが、わしはつなぎ目が目立たんように、同じ太さになるようにつなげようと苦戦してしまう」

「そんなことしよったら、生地がぐちゃぐちゃになってしまうじゃん」

「ほいじゃけぇ、ドーナツ作りはあんまりええ思い出が残っとらんのじゃ」

「ドーナツメーカーを使うて作ったわけじゃないんじゃね」

「ドーナツメーカーって、中に入れた生地を上から押し出すと、ドーナツ状になって出くるやつ？」

「そうそう」

「そんな文明の利器、わしの実家じゃ使うたことはないのう」

「棒状に伸ばした生地をねじって作るツイスト状のドーナツじゃったら、丸くする必要がなかったけぇ、もっと楽に作れたかもね」

「うーん。わしが子供の頃、ツイスト状のドーナツは見かけたことはないと思うがのう。そういや、ボール状のドーナツを見かけるようになったのも、最近のような気がするで」

「ボール状いうたら、ドーナツの原型は、小麦粉・砂糖・卵で作った生地をボール状に丸めてラードで揚げたオリーボルいう菓子じゃった、と聞いたことがあるよ」

「ドーナツはやっぱり、リング状ので食べたいよのう」





「今日は、自宅でリング状のドーナツを作るとき、真ん中の穴をどうやってあけるかについて話をさせてもらいました」

「ほいじゃあ、またの」

目指せ カープV009？！ 2018年初夢

「あけましておめでとうございます」

「今年もよろしくお願いいたします」

「…というわけで、初夢見た？」

「うちゃ、見んかったねぇ」

「わしゃ、見たで」

「どんな初夢じゃったん？」

「プロ野球の広島カープが、一昨年、昨年に続いてセ・リーグ優勝！　球団初の3連覇達成！！」

「おぉ～、おめでたい初夢じゃね」

「で、広島の街にカープとサイボーグ009とのコラボグッズが溢れとる、という初夢じゃ！！！」

「…サイボーグ009？」



石ノ森章太郎『サイボーグ009　第1巻』（メディアファクトリー　1998年）





「振り返ってみると、一昨年の2016年は、カープが25年ぶりのリーグのセ・リーグ優勝を果たして、V7！」

「このときのコラボグッズは、ウルトラセブン」

「カープのV7（セブン）と、ウルトラセブンの全身が真っ赤なところを、カープの赤にかけての、ウルトラセブン起用」

「…じゃったね」

「ウルトラセブンをご存じのない方に紹介しておくと…、『ウルトラセブン』（円谷プロ・TBS）は、今から約50年前の1967年から1968年にかけて放送された特撮テレビ番組のタイトルで、主役の名前でもあるんじゃの」





↓カープ・ウルトラセブンのコラボグッズについては、こちら↓

「「広島東洋カープ×ウルトラセブン」セ・リーグ優勝コラボレーショングッズ登場！」円谷ステーション





↓ウルトラセブンについては、こちら↓

「ウルトラセブン」円谷ステーション





「昨年の2017年は、カープが37年ぶりのセ・リーグ連覇で、V8！」

「…で、まさか、まさかのエイトマン起用」

「なんで、「まさか」じゃったん？」

「エイトマン＝「8」＝背番号「8」といえば、有名な野球選手がおってじゃろ？」

「背番号「8」といえば、ミスター赤ヘルこと山本浩二さん！」

「カープはそうなんじゃが、ジャイアンツの背番号「8」といえば？」

「元ジャイアンツの監督・原辰徳さん？」

「その原さんの応援歌が「エイトマン」じゃったんじゃの」

「そりゃ知らんかった」

「「エイトマン」をご存じのない方に紹介しておくと…、『8マン（エイトマン）』は、原作：平井和正、作画：桑田次郎による漫画で、1963年から1964年にかけて放送されたテレビアニメ（TCJ（現：エイケン）、TBS系）のタイトルでもある」





↓カープ・エイトマンのコラボグッズについては、こちら↓

「V8を記念し「8マン×カープ セ・リーグ優勝コラボグッズ」登場！10/3（火）発売」ひろぐら





↓テレビアニメ『エイトマン』については、こちら↓

「作品紹介　エイトマン」株式会社エイケン　オフィシャルサイト





↓元ジャイアンツ監督・原辰徳の応援歌の元歌となった「エイトマン」OPについては、こちら↓

「『エイトマンの歌』克美しげる　フルバージョン　1963~1964」YouTube





「そして、今年2018年は、球団史上初の3連覇、V9を目指すカープ」

「今年のキャッチフレーズは、温度の℃（度）をみっつ並べた「℃℃℃（ドドドォー!!!）」」

「そして、V9（ナイン）にひっかけたカープのコラボグッズは、わしの予想ではサイボーグ009（ゼロゼロナイン）じゃ」

「…で、ようやっと初夢の話に戻ってくるんじゃね」

「「サイボーグ009」をご存じのない方に紹介しておくと…、故・石ノ森章太郎先生による、1964年から連載が始まったSF漫画で、テレビ・映画でアニメ化もされとる」





↓カープ2018年キャッチフレーズについては、こちら↓

「2018年チームキャッチフレーズ決定！」広島東洋カープ公式サイト





↓サイボーグ009については、こちら↓

「作品紹介　サイボーグ009」石森プロサイト





「V9じゃったら、松本零士先生のSF漫画『銀河鉄道999（スリーナイン）』は？」

「999は主役メカというか、銀河鉄道を走る特急列車じゃけぇの。赤い色もないし」

「あぁそうか、鉄郎やメーテルというキャラクターじゃないんじゃね」

「映画の主題歌「銀河鉄道999」（ゴダイゴ、1979年）ならありかとも思うがの」

「それなら、「V9」の「9」を「ナイン」じゃのうて「キュー」と読んで、「9」＝「キュー」＝「Q」でオバケのQ太郎（きゅうたろう。藤子不二雄）なんて、どう？」

「うーん…、オバQは体が真っ白じゃしのう…」

「そういわれりゃ、そうじゃね。あ！　頭にある3本の毛で「V9」を作るってのは、どう？」

「頭の毛で「V9」か。そりゃええかもしれん！」





↓銀河鉄道999については、こちら↓

「作品紹介　銀河鉄道999」東映アニメーション





「石ノ森章太郎先生ファンのわしとしては、009を採用してほしい理由がある」

「なに？」

「009の9人という人数設定は、野球の「ナイン」から発想を得たものなんじゃ」

「へぇ」

「そこから、9人のサイボーグたちがそれぞれの特技やチームワークを生かして敵と戦う、というストーリーになっとるんじゃの」

「なるほどね」

「あとは、カープが初優勝した1975年に企画・発売された、選手やコーチ・監督による「カープ数え歌」を、ぜひとも復活させてほしいもんじゃ」





↓「カープ数え歌」については、こちら↓

「カープ数え唄【選手紹介付】(1975)」YouTube





「今日は、2018年の初夢にひっかけて、プロ野球・広島カープの3連覇と、コラボグッズとしてサイボーグ009を採用してほしい、という話をさせてもらいました」

「ほいじゃあ、またの」





カープ優勝コラボグッズ

V7：ウルトラセブン

V8：エイトマン

V9：サイボーグ009？　銀河鉄道999？　オバケのQ太郎？