通でがんす

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(旧ブログタイトル:通じゃのう)

ドーナツの穴、どうやってあける?

2018年01月04日 | 日記
「村上保さんの「ふる里の風景」で、ドーナツが取り上げられていた」




(中國新聞 2018年1月1日)





「ドーナツの生地を作るのはお母さんやお姉さんで、リング状に型抜きをするのが、子どもの村上さんたち」

「茶わんや杯を使って、生地をくりぬいていく」

「くりぬいていくと、生地の端っこに切れ端が残る。その切れ端をどうやって少なくするかを考えながらくりぬいていったんじゃの」

「くりぬいて作ったドーナツの中に穴をあけるとき、その穴が真ん中にくるようにするのも大変じゃね」

「わしのおふくろも、時々リング状のドーナツを作ってくれたんじゃが」

「…が?」

「棒状に伸ばした生地をくるっと丸めて、両端をつなげることでリング状にするというものじゃったんじゃの」

「それもありじゃね」

「いうても、両端をつなげるのが結構、難しゅうての」

「そうじゃろうね」

「おふくろは細うした端っこをちょいとつまんでつなげるんじゃが、わしはつなぎ目が目立たんように、同じ太さになるようにつなげようと苦戦してしまう」

「そんなことしよったら、生地がぐちゃぐちゃになってしまうじゃん」

「ほいじゃけぇ、ドーナツ作りはあんまりええ思い出が残っとらんのじゃ」

「ドーナツメーカーを使うて作ったわけじゃないんじゃね」

「ドーナツメーカーって、中に入れた生地を上から押し出すと、ドーナツ状になって出くるやつ?」

「そうそう」

「そんな文明の利器、わしの実家じゃ使うたことはないのう」

「棒状に伸ばした生地をねじって作るツイスト状のドーナツじゃったら、丸くする必要がなかったけぇ、もっと楽に作れたかもね」

「うーん。わしが子供の頃、ツイスト状のドーナツは見かけたことはないと思うがのう。そういや、ボール状のドーナツを見かけるようになったのも、最近のような気がするで」

「ボール状いうたら、ドーナツの原型は、小麦粉・砂糖・卵で作った生地をボール状に丸めてラードで揚げたオリーボルいう菓子じゃった、と聞いたことがあるよ」

「ドーナツはやっぱり、リング状ので食べたいよのう」





「今日は、自宅でリング状のドーナツを作るとき、真ん中の穴をどうやってあけるかについて話をさせてもらいました」

「ほいじゃあ、またの」
コメント
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