作曲家の菊池俊輔さんが
お亡くなりになりました。
ご冥福をお祈りいたします。
「ドラえもん」「仮面ライダー」「Gメン'75」などテレビ番組の主題歌や伴奏音楽(劇伴)の分野で日本を代表する作曲家、菊池俊輔(きくち・しゅんすけ)さんが24日午前9時16分、誤嚥(ごえん)性肺炎のため都内の療養施設で死去した。
89歳。青森県出身。葬儀は親族で行った。喪主は長男竜輔(りょうすけ)氏。
(「菊池俊輔さん死去 「ドラえもん」作曲」中国新聞 2021年4月29日)
テレビアニメ・特撮番組を
浴びるほど観て育ったわしにとって、
菊池俊輔さんは、
渡辺宙明(わたなべ ちゅうめい)さんと
同じく「神様」のような方。
菊池さんが手がけた作品で、
わしが見てきたものを
五十音順であげてみると…、
『アイアンキング』(1972年-73年)
『宇宙からのメッセージ・銀河大戦』
(1978年)
「仮面ライダーシリーズ」
(1971年-75年)
『がんばれ!!ロボコン』(1974年-77年)
『クレクレタコラ』(1973年-74年)
『ゲッターロボ、G(ジー)』
(1974年-76年)
『ジャンボーグA(エース)』(1973年)
『新造人間(しんぞうにんげん)
キャシャーン』(1973年-74年)
『タイガーマスク』(1969年-71年)
『大空魔竜(だいくうまりゅう)
ガイキング』(1976年-77年)
『てんとう虫の歌』(1974年-76年)
『闘将(とうしょう)ダイモス』
(1978年-79年)
『バビル2世』(1973年)
『破裏拳(はりけん)ポリマー』
(1974年-75年)
『変身忍者 嵐』(1972年-73年)
『UFOロボ グレンダイザー』
(1975年-77年)
『ロボット刑事』(1973年)
『惑星ロボ ダンガードA』
(1977年-78年)
…ほんまに数えきれん。
菊池さんが手掛けた作品は
海外でも親しまれていて、
JASRAC(日本音楽著作権協会)の
海外での著作権使用料のランキングでは、
なんと今までに9回も1位に。
その功績から2015年(平成27年)、
日本レコード大賞の功労賞を
受賞されておられるそうじゃ。
菊池さんが手掛けた歌から
ベスト10を選べと言われたら難しいが、
ベスト1を選べと言われたら、
自信をもって答えることができる。
『アイアンキング』の
エンディングテーマ
(以下、「ED」と表記)
「ひとり旅」である。
今日は、
追悼・菊池俊輔さんということで、
菊池さんが手掛けられた歌
についての話でがんす。
まずは、
「ひとり旅」。
(『アイアンキング』ED
作詞:佐々木 守、歌:子門真人)
第1話「朝風の密使」
(DVD「アイアンキング VOL1」ハミング)
↓「ひとり旅」については、こちら↓
「ひとり旅 子門真人(アイアンキングED)」YouTube
EDつながりでベストを選んでいくと、
まず、「ロンリー仮面ライダー」
(『仮面ライダー』
作詞:田中 守、歌:子門真人)
↓「ロンリー仮面ライダー」については、こちら↓
「ロンリー仮面ライダー (Fan MV 2011)」YouTube
続いて、「みなし児(ご)のバラード」。
(『タイガーマスク』
作詞:木谷梨男、歌:新田 洋)
↓「みなし児のバラード」については、こちら↓
「【アニメ】タイガーマスク END」YouTube
ここまでは、単身、悪に立ち向かう
孤独な男たち戦いの歌じゃった。
最後は、ガラリと変わって、
「エリカのバラード」
(『闘将ダイモス』
作詞:あおいあきら、
歌:かおりくみこ、大倉正丈)
『闘将ダイモス』は、
『超電磁ロボコン・バトラーV』
『超電磁マシーンボルテスV』に続く、
「長浜ロマンロボ」のシリーズ3作目で、
ロボットアニメに恋愛要素を取り入れ、
ドラマ性を強めた意欲作。
地球への移住を希望するバーム星人は、
あることから地球人と敵対、戦うことに。
その戦いの中で、地球人の
竜崎一矢(りゅうざき かずや)と、
バーム星人のエリカが出会い、
恋に落ち、
そして引き裂かれる。
その中で、
敵対する地球人・一矢との愛を
一途に愛を貫くエリカは、
周囲に多少の理解者がいたとはいえ
孤独な戦いを強いられていたんじゃの。
エリカと一矢
(レコード『闘将ダイモス 主題歌挿入歌集』日本コロムビア CS-7089)
↓「エリカのバラード」については、こちら↓
「【闘将ダイモス】【主題曲】【イメージソング】『二人の祈り』『愛の神話』『エリカのバラード』」YouTube
ここには、
「二人の祈り」
(作詞:八手三郎、
歌:かおりくみこ、大倉正丈、
神代ユースコーラス)
(コーラスがええ仕事されとります。
映画『シザーハンズ』(1990年、
監督:ティム・バートン)
のコーラスにも負けていません!)
「愛の神話」
(作詞:山川啓介、
歌:かおりくみこ、大倉正丈)
「エリカのバラード」
の3曲が収録されています。
以下、余談。
あと、EDで外せないのが、
「花のなかの花」
(『円卓の騎士物語 燃えろアーサー』
作詞:関根栄一、編曲:武市昌久、
歌:堀江美都子、こおろぎ'73)
と
「星空のガイキング」
(『大空魔竜ガイキング』
作詞:保富康午、歌:ささきいさお)
↓「花のなかの花」については、こちら↓
「アニメ円卓の騎士物語 燃えろアーサーED フルバージョン 花のなかの花」YouTube
↓「星空のガイキング」については、こちら↓
「大空魔竜ガイキング ED」YouTube
以下、さらに余談。
ウィキペディアの年表から判断すると、
わしが菊池俊輔さんの音楽と出会った
(であろう)最初のテレビ番組が
『キイハンター』(1968年-73年)。
サニー千葉こと、
千葉真一(ちば しんいち)さんの
アクションを楽しみに観とった。
↓『キイハンター』については、こちら↓
「『非情のライセンス』野際陽子」YouTube
「KEYHUNTER opening」YouTube
「非情のライセンス」は、
津川啓子役で出演していた
野際陽子(のぎわ ようこ)さんが
歌ったもので、EDで使われた。
この歌のインストゥルメンタルが
オープニングで使われていた。
「「キイハンター」オープニング・テーマTokyo Panorama Mambo Boys KEYHUNTER- modern TV Theme song」YouTube
わしの好きな
東京パノラママンボボーイズが
キイハンターのOPをリメイクしたもの。
何度聞いても
かっちょええ曲じゃ。
今日は、
追悼・菊池俊輔さんということで、
菊池さんが手掛けられた歌
について話をさせてもろうたでがんす。
あぁ、あの歌もこの歌も
紹介したかったが、できんかった(涙)。
今回はEDが主じゃったけぇ、
今度はOPを中心とした
第2弾をやっちゃろうかいの。
ほいじゃあ、またの。