通でがんす

いろんな広島を知って、ひろしま通になりましょう!
(旧ブログタイトル:通じゃのう)

2013年秋、優勝実写化へ。 広島東洋カープ全面広告

2013年02月01日 | スポーツ
「プロ野球は、今日(2月1日)からキャンプインじゃ」

「今朝の中国新聞に載っとった広島カープの広告。ありゃ、すごかったね」

「写真やイラストで選手を紹介する広告はあったが、マンガで紹介する広告というのは、初めて見たのう」

「しかも、カープファンの人気マンガ家が10人も!」

「マンガ家が1コマずつ、リレー形式で描かれとってんじゃ」




(2013年2月1日付中国新聞より)



2013年シーズンは『剣砥挑来(けんどちょうらい)』をキャッチフレーズにかかげ戦っていきます。
己の武器を砥ぎすました選手達が一丸となり巻き返すシーズンを実現するため、春季日南キャンプがスタートしました。
そのキャンプでの様子をお届けします!

カープではここ数年、キャンプインを迎える2月1日に地元紙の中国新聞へキャンプイン広告を出稿してきました。
今年のキャンプイン広告は「つるぎ(己の武器)を砥ぎすまし来るシーズンに挑む」という意味を込めたキャッチフレーズ『剣砥挑来(けんどちょうらい)』をコンセプトに、「カープファン」の漫画家10名の皆様にご協力いただき、「キャンプで己の武器を研いている選手」を描いた原稿を作成しました。
第一線で活躍中の漫画家の皆様から頂戴した「カープ愛」を力に変え、チーム一丸となりキャンプを成功させたいと思っています。
2013年シーズンは新聞広告以外でも、球場内映像等でカープファンの漫画家の皆様とのコラボレーションを図っていきます。
今後も登場予定の力作に、ぜひご期待ください!!

広島東洋カープ公式サイト






「「球場内映像等でカープファンの漫画家の皆様とのコラボレーションを図っていきます」とあるけぇ、この広告だけで終わらんということじゃね」

「「今後も登場予定の力作」とも書いてあるしの」

「広告の一番下には、赤い文字で「2013年秋、優勝実写化へ。」と書いてあるけぇ、胴上げのシーンも描いてもらうとか…」

「いやいや、優勝パレードのシーンまで描いてもらいたいもんじゃ」

「優勝パレードか。昨年はサンフレッチェが優勝した時の優勝パレードをテレビで観たけど、やっぱりええかったねぇ」

「今年こそ、カープにも優勝して欲しいのう」

「ところで、人気マンガ家いうても、うちはほとんど知らんのじゃけど…」

「右上のコマから順に、

田中 宏

とだ勝之

川原正敏

安彦良和

乾 良彦

かわぐちかいじ

野村宗弘

かきふらい

さだやす圭

東風孝広

以上の10人じゃ」





田中 宏(たなか ひろし)

「最初のコマは、広島市出身の田中宏」

「「優勝じゃあああ」と叫びながら、歌舞伎のようなメイク(?)で、血管が浮かび上がらせて投球する前田健太(まえだ けんた)選手を描いとってじゃね」

「田中氏は、『BADBOYS』の作者としても有名じゃ」

「2011年(平成23年)には、実写映画化もされとるんよ」

「2007年(平成19年)には、旧広島市民球場に、田中宏の個人名で看板出したこともあるくらいのカープファンなんじゃの」



↓『BADBOYS』についての関連記事は、こちら↓

BADBOYS ロケ地めぐり(その1)【改訂版】

BADBOYS ロケ地めぐり(その2)【改訂版】






とだ勝之(とだ かつゆき)

「2コマ目は、福山市出身のとだ勝之。ウィキペディアを見よったら、とだ氏の人間関係がすごいんじゃ」

「たとえば?」

「たとえば、伯父さんに舞台美術家の妹尾河童(せのお かっぱ)がおられるんじゃ」

「へぇ」

「瀬尾さんは神戸市生まれなんじゃが、ご両親とも福山市の出身なんじゃと。あと、アシスタントに、こうの史代(こうの ふみよ)がおったそうじゃ」

「こうのさんは広島市出身で、『夕凪の街 桜の国』を描かれとってんよ」

「福岡県立筑紫(ちくし)高等学校時代、自主制作漫画映画『ガラスわり少年』を作ったときのメンバーには、森田宏幸(もりた ひろゆき)がおってんじゃ」

「森田さんといえば、スタジオジブリのアニメ『猫の恩返し』(2002年)の監督じゃね」



↓とだ勝之については、こちら↓

勝之介工房





川原正敏(かわはら まさとし)

「3コマ目は、三原市出身の川原正敏」

「前田選手の投げたボールが、相手のバットをへし折る! というシーンじゃね」

「川原氏の描くマンガは独特の雰囲気があって、一目見ただけで分かったのう」

「どんなマンガを描かれとってん?」

「有名なのは『修羅の門』。2010年(平成22年)からは続編にあたる『修羅の門 第弐門』の連載を始められとってんじゃ」





安彦良和(やすひこ よしかず)

「4コマ目は、北海道出身の安彦良和」

「この鋭い視線は、前田智徳(まえだ とものり)選手じゃね」

「前田選手は、今年からコーチ補佐を兼任されとってじゃの」

「これを描かれた安彦さんって、アニメ『機動戦士ガンダム』(1979年)のキャラデザインをされた方じゃろ?」

「その通りじゃ。ここ25年くらいは、マンガ家に専念されとってんじゃがの」

「安彦さんは、カープファンなん?」

「言われてみりゃ、そのむかし、そんな話を聞いたような気がするんじゃが…」



1982年に『アニメージュ』に連載したエッセイ「月づきの雑記帳」の中で、プロ野球では広島東洋カープのファンでアンチ巨人であると記している。

(「安彦良和」ウィキペディア)






乾 良彦(いぬい よしひこ)

「5コマ目は、乾良彦」

「乾さんは、どんなマンガを描かれとってん?」

「『LUCKY STRIKE(ラッキー ストライク)』という野球マンガを描かれとってんじゃが、登場人物の名前がすごいんじゃ。まず、主人公の名前が、江夏健太(えなつ けんた)」

「おー。江夏 豊(えなつ ゆたか)と前田健太を足して2で割ったような名前じゃね」

「そのほかには、衣笠浩二、興津 猛、大野恒実、川口慶彦、野村孝市、佐々岡智徳、正田 学、そして小早川光男と、カープファンならピンとくるような名前のキャラが出てくるんじゃ」





かわぐちかいじ

「6コマ目は、尾道市出身のかわぐちかいじ」

「おー、『沈黙の艦隊』の作者じゃね」

「『ジパング』や『太陽の黙示録』なんかも描かれとってんじゃの」





野村宗弘(のむら むねひろ)

「7コマ目は、広島市出身の野村宗弘」

「野村さんは、どんなマンガを描かれとってん?」

「『とろける鉄工所』じゃの」

「とろける…鉄工所…?」

「野村氏はマンガ家になる前、鉄工所で溶接の仕事をされとったんよ。『とろける鉄工所』は、それを題材にしたマンガなんじゃ」

「へぇ」

「奥さんの野村知紗(のむら ちさ)さんも広島市出身で、病院で看護助手として働いた経験を基に『看護助手のナナちゃん』というマンガを描かれとるそうじゃ」



↓野村宗弘については、こちら↓

よそいき東京サミット





かきふらい

「8コマ目は、京都府出身のかきふらい」

「この女の子の顔、どっかで見たことがあるような…」

「かきふらい氏は、アニメでも有名な『けいおん!』を描かれとってんじゃ」

「あぁ、それで」



↓かきふらいについては、こちら↓

海の幸定食





さだやす圭(さだやす けい)

「9コマ目は、三原市出身のさだやす圭」

「さだやすさんは、どんなマンガを描かれとってん?」

「野球マンガの『なんと孫六』や、相撲マンガの『ああ播磨灘』なんかじゃの」

「スポーツマンガが多いんじゃね」

「さだやす氏の義姉は、マンガ家の浦野千賀子(うらの ちかこ)さんなんじゃ」

「浦野千賀子…。どっかで聞いたことがあるような?」

「浦野さんはそのむかし、『アタックNo.1』というマンガを描かれとってんじゃ」





東風孝広(こち たかひろ)

「最後のコマは、呉市出身の東風孝広」

「おー。野村監督じゃね」

「この野村監督が、本人に一番似とるんじゃないんかの」

「東風さんといえば、『カバチタレ』を描いとってんよね」

「2001年(平成13年)には『カバチタレ!』、2010年(平成22年)には『特上カバチ!!』というタイトルで、それぞれテレビドラマ化されとるんじゃ」

「『特上カバチ!!』は、 嵐の櫻井くんが主人公で出演しとったけぇ、娘たちが見よったよ」



↓『特上カバチ!!』についての関連記事は、こちら↓

広島弁「かばち」の意味は?





↓広島カープのキャンプについての関連記事は、こちら↓

日南キャンプ開始から50周年 広島東洋カープ





「今日は、2月1日の中国新聞に掲載された広島カープ全面広告について話をさせてもらいました」

「それじゃ、皆さん。今年の秋、優勝パレードでお会いしましょう」

「また、気が早いことを言う…」

「ほいじゃあ、またの」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする