味園博之のブログ-文武両道「空手道と南洲翁遺訓」他古典から学ぼう

平成の今蘇る、現代版薩摩の郷中教育 
文武両道 「空手道」と『南洲翁遺訓』を紹介するブログ

梁の武帝父子の如きに至りては、

2020-02-25 17:35:51 | ブログ
第4056号 0202.26(水)

梁の武帝父子の如きに至りては、志、浮華を尚び、惟だ釋老の教を崇ぶ。武帝、末年、乃ち頻に同泰寺に幸(みゆき)し、親(みずか)ら佛教を講じ、百寮、皆、大冠高履(こうり)、車に乗りて扈従(こじゅう)し、終日、苦空を談説し、未だ嘗て軍国の典章を以て意と為さず。『貞観政要』484

梁の武帝父子の如きは、うわべの華美を貴び、ただ、仏教・老子の教えを尊崇していた。武帝は老年になってからは、度々同泰寺に出向いて自身で仏書の講義をし、百官たちは皆、大きな冠をかぶり、高い履物をはき、車に乗ってお供をし、一日じゅう仏法の教えを談論し、軍事・国政の制度については少しも心にかけなかった。484

 【コメント】「うわべの華美を貴び、仏教・老子の教えを崇拝していた」とありますが、平和的で大変いいことだと思います。

 世の中、非違行為をしたり、悪事に手を染めている人も数多おりますが、二度とない人生、和やかに語りあい、共通理解をして生きたいものです。

 人の親切が見に沁み、そして後、自分も親切を尽くして喜び合いたいものです。いがみあっても生産的なことは何も残らないと思います。

 今、新型の肺炎が席捲していますが、人類が地球を冒涜しているとして、天が怒っているのかな、と思うこともあります。

 北極の大きな氷が解けて行くということを、天はヨシとしないと思います。人々が便利になるという口実を楯に自動車を生産し、地球上を走り廻るのも天はヨシとしているのでしょうか。

 突飛な考えですが、自動車会社の会長・社長を天が裁判し、直ちに天へ昇っていただくとしたら許してくれるものでしょうか。

 自宅の上には市営ビルが建っていますが、ここに住む若いお姉さんたちが、朝は車を飛ばして出勤しているみたいです。この方々は、事故の経験がないものですから、多くが速度違反をしていると観察されます。

 お互いが自らを律して地球自然を考慮してくれればいいのですが、人間は自分に都合のいい理窟を考え出すのです。

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◎今日のひと言「日々に生きるに正直か、否か」

 人生に処するには人柄の善し悪しがきびしく問われると思います。そこでは、正直かどうか、自己犠牲の精神にあふれているかどうか、公正かつ誠実に行動できるかどうか、などが厳格に観察されると思っています。

 このように世の厳しい試練にパスした人々は、戦火の危険をくぐり抜けて自らの勇気を証明した兵士と同様、高い尊敬に値すると思います。このように立派な人々が数多くいることを、われわれは誇りにしていいと思います。

 昨日も書きましたが、正直な人がいる半面、暴行・窃盗など非違行為に手を染める人も散見されます。だがこのような非違行為に手を染める心のさもしい欲張りをする人々は、長い生涯において心の喜びは味わえないと思います。正直という人格を捨てた人々には、心の平安が訪れるということは決してないのです。「悪事を働く人は、人を欺くのではなく、自分自身の良心を欺いていることになる」と思います。

 私の母は欲しいものがあったら自分で真面目に働いてから手に入れなさい」と何時も言っていたものです。10人の子供を産んだ母は元気あふれる女でした。

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