タイトル----静以て身を脩め、倹以て徳を養う。第2063号 26.08.20(水)
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静以て身を脩め、倹以て徳を養う。『小学』
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君子の行いは、まず身を修めるのに静をもってし、徳を養うには倹をもってする。(諸葛孔明がその子を戒めたことば)
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【コメント】
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「静」は軽薄でなく、落ち着きがあること。「倹」は財政的には倹約であるが、精神的には身を慎んで、傲慢にならずでしゃばらないこと。
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「静」と「倹」は上のような意味があるのですが、人間やけどをしないと分からないものです。その為に漢籍を読み続けることが大事であると云えましょう。少なくとも私はそのようにしているし、道場に来る人々に共に学びましょうと呼びかけているのです。それでも、わからず止めていかれる方もおりますが。
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今朝からテレビ等々で広島地方での雷雨被害が報道されています。私どもも含め、日々の贅沢を戒め、謙虚な日々でありたいものです。
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貧乏家庭に育ち、誠心誠意生き抜いてきた私に言わせると、贅沢が過ぎる部分があるように思えてならないのです。
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とにかく何事もない平和な日々の時、天災、そして健康に留意することが肝要だと思います。そういう時、御先祖様への懇ろな感謝と祈りをすることが大事でしょう。私はそのようにしています。
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『臥牛先生遺教抄』 (第3回)
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三 学ぶ者は志が第一なり。是非大賢人にならんと志し、眼のほころびたらば昨日の我にてはならぬと、必死に勉強すべし。何事も気韻の達せぬ所へ届くという理なし。予かつて山田某(旧幕の据物掛)に三つ胴截断の事を聞きしに、山田言う「三つ胴を切るは、刀においては太太(肩と乳との間を言う、人骨の最も堅き所なり)を切るより易し、されど切り手にしては、三つ胴を土壇をも切り徹さんとの鋭気既に阻喪す。故に多くは切りかぬるなり。その実、刀の罪にあらずして切り手の気韻せぬなり」と。今日道を学ぶも、是非聖賢の域に達せんという気韻なくして、賢人君子になりたることは決してあるまじ。
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『論語』 3
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子いはく、巧言令色鮮し仁。
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孔子がいうには、言葉遣いが巧みで顔附をかざる人には、本心の徳がなくなり、真摯な心がすくないものぞ。
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これは外面を飾るのを戒めたことばであります。『論語』と出会ってそして繙き40年、人物鑑定をするのに適している言葉であります。ただ、おだやかさを装って内面のみにくさを懐にかくしているのもいるので、そういう人間の心底を見抜く眼力もなくてはならないのです。
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短歌の紹介
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余裕ある時に不測に備ゆべし
その心掛け天がみている 6892 博庵語録
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