タイトル----子を養いて教えざるは父の過ちなり。第1716号 25.09.07(土)
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子を養いて教えざるは父の過ちなり。訓導して厳ならざるは師の惰(おこた)りなり。『古文真宝』
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子どもをただ養うだけで、学問の道を教えないのは父たる人の過ちであり、子弟を訓導するにあたって厳しさに欠けるのは、師たるものの怠惰である。(司馬温公勧学文)諸528.
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『古文真宝』二十巻は、宋の黄堅編と伝えられ、作者は戦国時代のものから、宋代までの広きにわたっている。そのうち前集(十巻)は主として詩を、後集(十巻)は主として文を集めている。
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前集の最初には宋の真宋皇帝の勧学文を、また後集の終わりには諸葛孔明の出師表や李密の陳情表などを載せているので、学者にまず学問につとむべきを教え、その学に基づいて忠孝の大義の生くべきを希望した編者の気持が込められている。
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選択した詩も文も、その要を得たものが多く、わが国では文の『文章規範』、詩の『唐詩選』とならんで、広く愛読されたものである。
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【コメント】
原文の解説にある親子、子弟の関係は当然なされるべきものであるにも関わらず、実行していない対象への戒めと解してよいでしょう。
今日、青少年の非行が多発しているのは、給料を貰っていながら、子どもたちを適切に指導教育していない教師たちに責任があるとして、その責を問うてもいいということにもなるのではないだろうか。
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そういった意味で私は、子どもたちにはジョークを飛ばせる一方、厳しさも相調和して指導しています。
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昨年、「暁の学問館」を解説して、その記録を稚拙ながら短歌形式にまとめて記録するようにしました。そうしたら、今まで読んで理解していたつもりのものが、本当は理解していない部分があったということに、気付いた次第でした。
この短歌は自らを鼓舞すると同時に、人様にもその気の幾らかでもお裾分けできたらと考えているのです。それがひいては、元気を生み出し、健康と長生きに資することが出来ればと思考しています。
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自らの念願宿願その人の
心の思いよう思考の中に 5333 『盛大な人生』82
絶え間なくはっきり映像思考せよ
強固な信念それが具体化 5334 『盛大な人生』83
人間の心の中の思念には
凄い魔力の力あるなり 5335 『盛大な人生』84
万物の霊長である人間の
特徴心を自由できないか 5336 『成功の実現』 81
体病みて何故心まで病ませるの
体は病みても心元気に 5337 『成功の実現』 83
人間はこの世に何しに生まれ来た
人間使命思考してみろ 5338 『成功の実現』84
人よりも尊き自覚や悟り得て
孫文ともに辛亥(革命)従事 5339 『心に成功』 97
霊的な境地に心はいれれば
宇宙主体と生命一体化 5340 『盛大な人生』399
霊境地宇宙本体万能の
英知受け入れ神人冥合 5341 『盛大な人生』399