味園博之のブログ-文武両道「空手道と南洲翁遺訓」他古典から学ぼう

平成の今蘇る、現代版薩摩の郷中教育 
文武両道 「空手道」と『南洲翁遺訓』を紹介するブログ

君子の貴ぶ所は、

2018-04-04 09:42:08 | ブログ
第3382号 30.04.04(水)

君子の貴ぶ所は、世俗の羞(は)づる所なり。世俗の貴ぶ所は、君子の賤しむ所なり。故に曰く、其の跡をかざり、車を舎てて徒す、と。『近思録』366

  君子が貴ぶことがらは、世俗の人が恥じることがらであり、世俗の人が貴ぶことがらは、君子がいやしむことがらである。それで「その跡を飾り、車を捨ててかちあるくする。」とある。

 【コメント】自分が行う事柄は、君子からみても、世俗の人から見ても、貴ぶことでありたいものです。それは日和見主義ということでなく、どういう人にも親切を基調とした堂々たる態度で日々に臨みたいということです。

 NHKアナの有働さんが退社したそうです。25年間?勤務したとのこと、御苦労様でした。私は有働さんの母親を存じています。弟と同窓生でした。枕崎の中学校を出ていた筈です。

 有働さんの祖父は大変やり手の方でした。鰹船を所有していたこともありました。やり手の祖父が、人々が考えもしない夢を語るものですから、サンメダイゲンという呼び名を聞いたものです。

 昨日は4月5日発行、週刊新潮を購入し読んでみました。今話題の昭恵オバサマのことを面白おかしく紹介しています。昭恵オバサマは大変な酒豪だとのこと、読んでびっくりしました。

 誰が何をしてもいいわけですが、総理夫人となれば、自らを律することもなければならないと思います。その点、安倍さんは甘いという人がいますが、その評価は当っていると思います。

 元タクシー運転手56歳の人がストーカー違反で逮捕されたとか、そういう興味を持つよりか、『孝経』とか『近思録』をお読みになったらと提案いたします。

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『不動心』(第240回)

 一日の始めに自分に問いかけること

 一日の始めに、まず自分にこう問いかけてみたまえ。他人が正しいことや善いことを行なったとしても、それが自分に何の関わりがあるのかと。むろん、何ら影響などないのだ。それにもかかわらず、他人がやったことをほめあげたりけなしたりして得意になっている人間は多い。覚えておいてほしい。そういう連中は、私生活でも寝床の中でも食事をしていても、同じようにふるまっているのだ。
 連中が何を行い、何を避け、何を求めているか考えてみたまえ。彼らのやっていることは、盗みや略奪にほかならない。しかも、それは手や足を使ってのことではないのだ。人間の持ついちばん尊い部分、信仰や謙譲の心、真実や法律、そして善き神霊さえも生み出す力を持った部分さえ使うのが彼らのやり方なのである。

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