味園博之のブログ-文武両道「空手道と南洲翁遺訓」他古典から学ぼう

平成の今蘇る、現代版薩摩の郷中教育 
文武両道 「空手道」と『南洲翁遺訓』を紹介するブログ

愚かで程度の悪い政治家。

2012-11-06 15:07:12 | ブログ

タイトル---愚かで程度の悪い政治家。第1411号 24.11.06(火)

 曽野綾子著『国家の徳』を拝読し、溜飲の下がる思いが致しました。一部ご紹介致します。是非この書物をお買い求めいただき、読んでみてください。国家は勿論、我々庶民の日々の生き方に大変参考になります。我が子を強く正しく逞しく育てたいとお思いの保護者は必見です。

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「外交問題には、平和的解決のできる強烈な個性の日本人が要る」

 沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件(2010..9.7)の余波で、日中間の民間交流があちこちで中止になっているという。両国の旅行代理店には気の毒だが、私は日本の若い人々が厳しい外交の世界を実感できていい教育だったと喜んでいる。個人でも国家でも、喧嘩せず理性的判断のもとにつきあうのは理想だ。しかし人間世界には次元の低い原則というものもある。その現実の姿を日本は若者に教えていない。ケンカする場合、お互いに素手と分かっているならいきなり取っ組み合いをするかも知れない。しかし相手がピストルや日本刀を持っていたら、闘いを避けて逃げるものだ。

 中国はその基本原則をちゃんと利用している。今は国際社会というものがあるから暴走は一応は避けるだろうが、武力を持たない者、闘う気力のない者、弱い者とみれば、ケンカを続行して相手を倒す方が勝ちだという原則だ。ましてや与党の総理候補が、胡錦濤とのツーショットを撮りに北京まで百数十人も家の子郎党を引き連れていくような愚かで程度の悪い゛政治家のいる国に対しては、何をしても通ると思って当然だ。

---甘くない現実を見据えた上で平和的解決のできる強烈な個性の日本人が要る。国内法を「粛々」と守るだけでは到底平和の構築などてきない。総理も閣僚も外務省も、どうして「粛々」などという奇妙な言葉を恥ずかし気もなく繰り返すのだろう。

愚かなる程度の悪い政治家の 

     いる国対し何してもよし ? 

 まさしく子どもの火遊びというところです。今朝の学問館は、史記、運命を拓く、論語、菜根譚でした。

 明日は、史記、運命を拓く、知命と立命、努力論、言志録、貞観政要です。