味園博之のブログ-文武両道「空手道と南洲翁遺訓」他古典から学ぼう

平成の今蘇る、現代版薩摩の郷中教育 
文武両道 「空手道」と『南洲翁遺訓』を紹介するブログ

日本の大きな改革。

2012-05-26 13:04:59 | ブログ

タイトル---日本の大きな改革。第1255号 24.05.26(土)

 

 日本の大きな改革

 我が国も歴史的には改革の連鎖で発展してきたのである。三大改革といわれておるのは一は、大化の改新、二は、建武中興、三は、明治維新である。同じ改革といっても、内部的な改革と外部的なものと、両面同時進行のものも当然ある。

 明治の改革はまさに両面的なものであった。何れの改革にあたっても忘れてならないのは、先づ我が国の本体を据え、徐かに斟酌しながら進めるという事であると思われる。(小野寺時雄著『南洲翁遺訓』・原文のまま)

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 〔コメント〕 今日、大改革をして欲しいと思っておられる方々は多くいらっしゃると思います。半世紀独善的に政権を欲しいままにしてきた政党に代わって、純粋無垢な方々が政権を担当するようになったと仰る知識人がいました。でも、全く変わり映えのしない、寧ろ以前より悪くなったと言われる人が多いような気が致します。

 大金持ちのお坊ちゃんが、苦労もしたこともない、教育ママ的母親に育てられ、世の何たるやも分からない人が権力を握ってママゴト的だったと言う人もおられました。

 その昔(20年位前)、「政治は最高の道徳である」というテレビコラムでNHKの家城啓一郎(?)氏が話したことがございましたが、道徳どころか数億円の金を手品師みたいに右へ左へ動かしている人もいるようです。それは法律に抵触しないまでも、道義上、道徳上好ましいことではないと思うのですが、政治家の先生方は何も感じないのでしょうか。

 この事象は暴動が起きてもおかしくないくらいだと思うのですが、賢明な日本国民はグッとこらえているのだと思います。

 ここで日本の大きな改革に是非一つ、付け加えて戴きたいものです。老い先短い老人の私はそれのみを念じています。文武の館で、小さな子供たちに、大きな人間になってほしいと念じて『南洲翁遺訓』等を教えているのです。

 昨夕は、健康ランドのジャングルを天風師の「運命を拓く」と、スマイルズの「自助論」を聴きながら歩きました。暑いのにそういうことをするのは私だけなのですが、高齢者ももっと真剣に考えて貰いたいものです。自らが発憤すれば若者には負けないのです。それは過去培ってきたノウハウがあるからです。

 お迎えを待っているだけでは、折角生まれてきた甲斐はないと思うのですが。森信三先生も『修身教授録』の中でそのように申しておられます。

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 今日の言葉 

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   東洋の易の哲学陰陽の 

                相対理法これ天の訓