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大徳寺30 特別拝観17 大光院
写真は、客殿までの参道。
大光院(だいこういん)は豊臣秀吉の弟の秀長の菩提寺として当初は大和郡山に創建されましたが、藤堂高虎が大徳寺山内に移築しました。
アクセス
大徳寺境内の左のやや下、龍光院の下隣りにあります。
古溪宗陳(こけいそうちん)を開山にして大和郡山に創建されました。
江戸初期に大徳寺境内に移築されますが、江戸中期に焼失。
すぐに再建されたのが、今の客殿と書院です。
昭和39年に紫野高校を造るにあたり、現地に移転しています。
通常は非公開の塔頭ですが、2022/1/17~3/18(2/15~2/18を除く)に、今日の冬の旅で公開されました。
参道の突き当りに客殿の玄関があります。
玄関を入ると、左手に客殿、右手に茶室 蒲庵(ほあん)とその露地庭園があります。
まず客殿へ。
客殿は6間の方丈様式ですが、手前の3間と右手奥の書院が公開されました。
室中の間の内陣中央には開山の古溪宗陳像、右手には二世の蘭淑宗秀像、左手には豊臣秀長像がお祀りされていました。
客殿の襖絵は狩野探幽の雲龍画ですが、これは伊達家にあった屏風を襖絵に仕立て直しているので、屏風の折り目が残っています。
客殿の前庭は手前が白砂、右手奥に苔の島があります。
庭園の背後に生垣があり、アカマツはその奥に生えているので、幹は見えないのですが枝だけが生垣から突き出ているという珍しい光景でした。
次に茶室 蒲庵。
客殿右手奥の廊下伝いにつながっており、3畳の水屋へ。
水屋の奥に2畳台目の茶室があります。
比較的窓の大きい明るめの茶室です。
また今はありませんが、移築する前は露地に黒田長政、加藤清正、福島正則が寄進した庭石があったので、「三石の席」とも云われていたそうです。
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