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泉涌寺10 雲龍院(東山南部散策37)

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写真は、悟りの間から見た紅葉の書院前庭

場所が大門よりまだ奥なので分かりにくいです(簡易地図)。

表門を入って、右手奥の玄関に上がり拝観料300円を納めます。

入って右手奥にある本堂の龍華殿には、本尊の薬師如来三尊像がお祀りされています。
中陣には写経塔があります。
2015年の秋の非公開文化財特別公開では内部に入れました。
内陣の左手には毘沙門天像が、右手には重文で土佐光信筆の後円融院宸影がありました。

隣には霊明殿があります。
霊明殿の内陣右手には後光厳天皇像、左手には後円融天皇像がお祀りされています。
霊明殿の前庭は枯山水庭園で、徳川慶喜寄進の石灯籠があります。

次に書院へ。
入口右手の大輪の間のガラスケースには、大石内蔵助直筆の“龍淵”の文字が展示されています。
またこの書院の前庭が素晴らしいです。
松と苔の緑の庭園ですが、真中に立派なもみじが1本立っており紅葉時は非常に栄えます。
梅もきれいなようです。
入口正面の“清浄の間”の障子の窓が4つすべて形が違います。
それぞれのフレームで楽しめます。

入口左手の廊下の奥には”悟りの間”があり、“悟りの窓”もあります。

またこの廊下の途中の台所には、俵の上に乗らずにわらじ履きで走っている“走り大黒天”もあります。
案内があるのですぐに分かります。

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コメント ( 2 ) | Trackback ( )
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コメント
 
 
 
確か、 (super-meteor)
2013-03-11 00:01:57
丸窓越しに梅が咲いてるんですよね。あと、入口にもあった記憶があります。難しいかもしれませんが早咲きの『河津桜』とタイミングよく見てみたいですね。

ちなみに、庭園の大きな庭石二つは方広寺大仏殿の礎石と云われてますね。前回、思いっきり見逃しましたが……w

歴史的には北朝系天皇のゆかりが深い寺でもあります(後光厳、後円融、後小松、称光…etc)。今年の冬の特拝がこの時代と密接な相国寺周辺の寺院が多かったので、また訪れたいです。

 
 
 
走り大黒天 (アノマロカリス)
2020-01-28 22:20:07
1月14日の情報です。
いつもは正面からのお参りですが、今回はお厨子ごと前にお出ましになり、厨子の横の扉が開けられていました。
大黒さまの横顔と走り出さんとする姿を見ることができます。

「京の冬の旅」期間中ずっとなのか、泉涌寺七福神巡り(厨子ごと本堂で公開)の翌日だったためなのかは定かではありません。
もしかしたら、もういつもの状態に戻っているかもしれませんのであしからず。
 
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