沖縄に水陸両用バス登場。初試乗しました!その②(船編)

2008年12月26日 00時05分21秒 | 沖縄現地情報

沖縄発の水陸両用バスの試乗会に参加してきました。
県立博物館・美術館を出発したバスは、330号線をスムーズに走り、途中見た人に手を振りながら宜野湾港マリーナに到着。

マリーナで、バスの運転から船長に交代する。

▲<左、船長。別に叱られて、シュンとしているのではなく、立派な船長です。右、運転手席の赤い丸いレバーが船の時に使用するものです。>
その時点で、海の上ではシートベルトは外す様に指示を受ける。

船を海へ下ろすスロープに近づいたと思ったら、一挙に海へザブンと入った。
フロントグラスは、波を被ったが乗客席は、海に入った衝撃はない。

▲<入水直前>
外海には出ないで湾内を回遊する。速さは3.8ノット(約8kmの速度)。
バスは、水深1.2mあるのだが、窓から水につかる感じはまったくしないし、海水の飛沫が掛かる事もない。スムーズで揺れはほとんどない。
 
岩壁の少年達が手を振る。
アトラクションとして、このバスを製造した会社の「水陸両用ジープ」が後からついてくる。小さいジープは、水面すれすれで走るので、沈まないか心配だ(しかし目をくぎ付けにさせるくらいに面白い)。一気に追い抜かれた(さすがにバスよりは速い)。



夕陽には少し早かったが、約20分間サンセットクルージングの感じは味わえた。
12月の24日で、窓にガラスが入っていないのに、海の上は寒くなかった(ここが沖縄の良さだ)。夏なら、もっと気持ちがいいだろうと思った。



試乗させて頂いて勝手な事を言うが、大人の料金3,600円は少し高いような気がする(良くある原価積み上げ式で出した料金だろう)。
大手企業の会社負担の貸切イベントで食事をしながらの活用なら面白いのだが・・・。
沖縄の観光客をメインターゲットにしているようだが、実績のある大阪のリバー観光や日光の湖観光に比べて、もっと沖縄らしさを演出出来ないと観光客は振り向いてはくれないだろう。
例えば、泊港から宜野湾港へ海から行くくらいでないと、海上遊覧としてはインパクトに欠ける。
もしくは、足を延ばして名護市の「羽地内湾」から「古宇利島」へ渡り、「古宇利島大橋」を渡って帰るコースぐらいを考えないと、観光客には興味を持たれないだろう。
厳しい言い方だが、この3月までの期間中に、真剣に沖縄本島の運航出来そうな所を、那覇からの距離に関係なく、真剣に検討しないと、4月からの定期運航は厳しいと思う。
今回は、12月24日なのに、昼の温度は23度で、風もなく最高の天候だった。
しかし、沖縄には良くある風が強い日や突然に降るスコールは、乗客は大変な事だ。誰も悪くはないが、本当に「天に任せる運行になる」事を真剣に考えておいて欲しい。

▲<陸に揚がった瞬間>
この水陸両用バスが、本当に沖縄観光の新しい目玉になればいいなぁと真剣に思う。

▲<陸に揚がったら、毎回水で塩分を飛ばす作業を行う>


最新の画像もっと見る

コメントを投稿