『斎場御嶽』へ行って来ました。

2007年08月27日 00時41分24秒 | 沖縄現地情報

一週間前の8月17日、沖縄南部の知念村にある、世界遺産「斎場御嶽(せーふぁうたき)」へ行って来ました。
「御嶽(ウタキ)」とは、南西諸島に広く分布している「聖地」の総称で、「斎場御嶽」は琉球開びゃく伝説にもあらわれる、琉球王国最高の聖地です。
御嶽の中には、6つの「イビ(神域)」があるが、その中でも「大庫理」「寄満」「三庫理」は、いずれも首里城内にある部屋と名前を持っています。
この事は、当時の首里と斎場御嶽との深い関りを示すものです。
琉球王国時代、国家的な祭事や「聞得大君(キコエオオキミ:琉球王国時代の最高神女)」の聖地巡拝の行事を今に伝える「東御廻り(アガリウーマイ)」の参拝地として、現在も多くの人々から崇拝されています。
 
入口は、普通の植物園入場口の様だが、「御門口(ウジヨウグチ)」からは、木が鬱そうと茂る中に入り、「大庫口(ウフグーイ)」あたりから、外の世界とは異なる畏れ多いエリアに入った事が、身体全体に感じる。
 
「寄満(ユインチ)」を経て、三庫理(サングーイ)」の、ゾーンに入った。
「サングーイ」の場に入るだけで身が引き締まるのを感じた。

大きな二つの岩の割れ間に入り、少し歩けば明るい場所(祭壇)に出る。
 
そこから、真正面に「久高島(クダカジマ)」が、見えた!
[⇒知念半島の東方海上に位置する。琉球開びゃく伝説では、「あまみきよ」(琉球開びゃく神)の上陸地とされ、五穀発祥地と伝えられる。イザイホーを始めとする多彩な祭祀行事が有名で島全体が聖域とされている。]
私だけでなく、多くの見学者が感動の声を上げ頭を垂れていた。
日本には、数多くの聖地があるが、その中でも「沖縄の斎場御嶽」は、有数の聖地である事は間違いないと思いました。