平和1丁目 ~牧師室より~

福岡市南区平和にあるキリスト教の平尾バプテスト教会の週報に載せている牧師の雑感

2011年5月8日 家 族

2011年05月08日 12時15分32秒 | Weblog
      家 族

 本日は家族の日礼拝である。平尾教会では、互に家族をおぼえ合う日、また、教会の神の家族をおぼえ合い、感謝する日として守っている。当初は、母親が既に天に召されたりして、おられない方々への配慮もあったと聞く。
 今度の東日本大震災では、多くの方々が、家族をなくされた。また、一万人以上が行方不明という。特に、福島原発付近の人々は、捜索もままならない状態だから、とてもやるせないお気持ちだろう。このような災害が発生すると、家族との関係で悩んでいる人々もいるが、それでもまだ、家族がいてすったもんだの方が、どれだけ幸せなことだろうかと思わされるのである。
 今朝は、地域の漁村の人々が、今度の災害でバラバラになってしまうことを懸念して、行政をあてにせず、何とか自分たちで共同体の復興を成し遂げようとしている姿が報道されていた。そして、そのことを成し遂げるために多くのボランティア団体が、応援に駆けつけていた。その方々が、本当に欲していることをしてさしあげる。そのことが一番の手伝いになるだろう。
 この連休、多くの方々が、ボランティアとして、被災地に行ったそうだ。現地の方々から、ありがたい、助かったと、さぞ喜ばれたことだろう。互いに助け合って生きていく、その最小の単位が、神様がお与えになった夫婦であり、家族だ。今、日本全体で家族を体験している。


平良師