ひなたぱん

天然酵母ぱんと過ごす、のんびり日々の記録です

何をやっても、 奥は深い。 ・・・・です。 問わず語り。part 1 

2021年07月30日 | 日記
2021年7月30日金曜日

7月30日 金曜日になりたての今、 要は、 深夜 目が覚めて眠る事が出来ず、 ブログに向き合っています。

昨日の 木曜日ぱん販売で ひと月ほど夏休みを頂戴するので、 「 販売予定のぱんを前日に更新する 」 しかしていないブログは、 増々 閲覧者が減るであろうし、

最悪 一ケ月後まで 読む人は居らっしゃらいないとも思われます。 

なので、、、、 おばちゃんが一人 問わず語りに愚痴るのに丁度良いのかもしれません。。。。


パン焼きは 何十年と続けて居ます。 我流だけではなく、 パートやへそくりでお小遣いを捻出しながら、 本当に長い事、 自分の出来うる学びも受けて来ました。

何も学ぶ事も無く 感覚で 素晴らしいパンを焼く事の出来る才能の方も世の中には 沢山いらっしゃいますが、 悲しいかな 私にはその様な才能も無く、

只々 学び。 只々 学んだ事を自分の物に出来る様に練習をする。 その繰り返しで時を過ごしてきました。 

「 パン 」 と一言で言っても 世界は広く、 限りなく、 私の通う事の出来たお教室も、 私の学びも、 ちっぽけで、 ちっぽけで、

私の焼くパンも、 本当に 下手くそで、 ← 自分では、 一生懸命に取り組んではいますが、 決して 自慢の出来る物ではありません。

街には 様々なパン屋さんが溢れていて、 様々な才能の方が溢れていて、 右を見ても 左を見ても、 私の取り組むものなど、 ほめられた物ではない事を、 いつも いつも痛感しています。

溢れる才能と 溢れる情報と、 溢れる評判と、 溢れる人気パン屋さんと、 etc etc に向き合うと、 ココロをとても維持する事が出来なくなるので、

「 学び 」 を得る事の出来る機会以外からは 距離を置く様になりました。

この歳ですので、 パン屋さんで働きながらの修業はあり得ませんので、 木曜日ぱん販売をさせて頂く事で、 自分の未熟さを痛感しながらも 焼き込む機会を得る事が出来、

コロナ禍で 都会のお教室に通う事も出来ませんので、 本からの学び、 で学びを得ています。

学べば学ぶほど、 自分の未熟さを痛感し、 自分の才能の無さを痛感し、 自分の下手くそさを痛感します。

コルドンで本格的に学んだ ルヴァン種を維持しながら、 自己流ではありますが、 イーストを使用しない、 イーストが発見される前の、 自然な発酵の世界を楽しんで、 取り組んでいます。

でも、 そのパンは、 飛びつく程美味しいものでもないし、 変わり映えのしない、 平凡なパンでしかありません。

「 それでも、 パンの世界の広さと、 自分の腕の未熟さと痛感できているので、 まだ 救いが有るかも、、、」 と、 今は感じています。


「 井の中の蛙大海を知らず。 されど空の深さ(青さ)を知る 」 と続くこの言葉が好きです。 


すげー 前置きが長くなりました。 まだまだ、 おばちゃんの問わず語りは 続きます。 って、 ドンだけ 暇なんだか、、、、、


7月から、  主人と 「 楽しい事しようぜ。 」 と 石窯ピザ屋さんに取り組み始めました。

ピザは 学んだ事がありません。 ってか、 「 ピザなんて、 パンを焼く傍らで、 家庭で楽しむモノ だし。 」 ってなノリで、

南部小麦、 ホシノ酵母使用の長時間発酵で生地を作り、 自家製のトマトソース、 無添加のチーズ、 無添加のソーセージ、 イタリアのモッツァレラ、 エクストラバージンオリーブオイル等々の

良い材料、 安全な材料を使用し、 我が家で楽しんでいたピザ焼きの延長での取り組みでした。

遊びで焼いて居た時 家族は、 「 美味しいね。 」 「 美味しいね。 」 の言葉ばかりだったし、

おばあちゃんに届けても、 やっぱり、 「 美味しいね。 」 だったし、 ご近所さんにお配りすると、 とても喜んでくださったし、

「 ひなたぱん工房、 パン焼き止めて、 ピザ屋に転向した方が、 精神衛生上 良いかも、、、」 って思う程、 お得意になって居た私が居ました。



時折、 広い世界を知るお客様がパン屋をご利用くださる事があります。 素晴らしく魅力的で、 私とは 住む世界の違いを感じてしまう程、 でも、 とてもお優しい紳士で、

顔が広く、 週末に 別荘のあるこの地にお見えになって、 この田舎の 色々なお店を 「 応援 」 の様にご利用くださいます。

その方が、 ピザが大好きで、 早々に 私達の取り組むピザをご購入下さいました。 その後、 ご利用は、 続きませんでした。 

そうして、 その方が気に入っていつも利用されている ナポリピザ のお店を教えて下さり、 「 行ってみなさい。 」と、 強く勧めて下さいました。

ナポリピザのお店は、 私達とは比べ物にならない程のレベルの取り組みで、 大きな旅館の経営と共に ナポリピザ のお店もやっておられます。

訪ねてみた時に 作業をされるオーナー様との会話で、 ナポリでピザを食べ歩き、 桐生のナポリのピッツァ公認のオーナーを通してナポリから大きな窯を購入し、

大阪にある ナポリピッツァ公認の養成講座に通い技術を学び、 開店して2か月だそうです。

私達の取り組むモノとは 全く異なり、 自分たちの学びの無さに 愕然 としました。 と、 同時に、 その他での沢山の気付きも有りました。

カプートの粉を使用している 生地は パリパリ。 とても軽く食べる事が出来ます。 学ぶ事ばかりでしたが、 何故だか 私は、 食べた後の胸やけがひどく、

一緒に食べた娘は、 平気の様でしたが、 持ち帰りを食べた主人も、 私と同じ様な状況になりました。

ココロの拒否反応がそうさせるのか、 他に、 材料で何か原因があるのかは 解りません。 

只、 そのお店をお勧め下さったお客様も、 「 美味しい。 」 と仰っているので、 私達の様にはならなかった様ですが、、、、


「 我が家のピザが、 一番。 」 って思って、 「 楽しい事で、 ピザ屋さん。 」 なんての取り組みの、 学びの無い、 世界を知らない者のおめでたさと、

「 あそこは、 美味しかったでしょ。 」 って聞かれた言葉に、 「 うーん。。。 何とも。。。 」 と 答えた私の学びの無さに、


「 君のは、 ピザではなくて、 パンなんだもの。 」 と 少し強い口調で、 そのお客様に指摘を受けました。



楽しい事で始めた石窯ピザ屋さんですが、 お代を頂戴しているのです。 学ぶ事の謙虚さに欠けていた自分たちの取り組み方が 情けなく、

「 井の中の蛙大海を知らず。 」 それだけで 続く言葉のない、 未熟さも感じる事も無い、 恥ずかしい、 おめでた夫婦の取り組みでした。


「 これが 私達のピザだから。。 」 って言いきれる自信が出来るまで、 練習して、 足掻いて、 本当に ココロから楽しむ事が出来る様になれたら。

と、 今は、 思っています。

そうして いつの日か、 「 美味しいピザになれましたね。 」 って 仰って頂ける様になりたいです。



知識が無く、 学びが無く、 自分の世界だけを知る。 そんな時が 一番おめでたくて、 自己満足で、 しあわせです。

でも、 少しだけ、 前に進む努力をして、 足掻きながら、 いつの日か、 「 井の中の蛙大海を知らず。 されど空の深さ(青さ)を知る 」 になれたら 本当に しあわせだけど。。。。


寝る事の出来なくなった私は 思います。


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