ひなたぱん

天然酵母ぱんと過ごす、のんびり日々の記録です

抜け殻。 ・・・・です。

2019年09月19日 | 日記
2019年9月20日   金曜日


先週の土曜日の コルドン実技試験を終えてから、 ほぼ一週間。 パンも焼かず。 ぱん小屋にすら近寄らず。

実技試験の前日から 持病が再発した為、 敬老の日の3連休はダウンして、 連休明けは病院に駆け込んで、、、、。 

いつもなら 毎年のイタリア旅を楽しむ事を想定して設定してある ぱん販売の夏休みのお蔭で、 ぱん販売にも取り組まなくてよいし、

追われるように取り組むコルドンも、 21日 土曜日は 修了式で 授業は無いし、 上級クラスは 10月開始だし。


今週は、 「 パン 」 から逃げる様に、 ボーっと、 TVを見たり、 本を読んだり、 グダグダしたり。
 

そんな日々を送ると、 「 本当は 私、 ぱん焼き、 好きじゃないかも、、、 」 って 思ってしまう程、 ぱん焼きから遠ざかっています。


初級修了に近づく時の、 試験のプレッシャーで メチャクチャ凹んでいる時、 コルドンに通うきっかけになった 広島のドリアンさんのパンが食べたくなって注文しました。

相変わらず お気に入りで 美味しいブリオッシュ。





はじめて注文した ノワレザン。 「 私の思うパンとは異なり、 ちょこっと残念。 」 だったのが正直な感想。







私が、 「 コルドンに通おう。 」 と 思ったのは、



ドリアンの店主さんが書かれたこの本を読んだからです。 ← 路線、 ズレて居るかも、、、 だけど。

この本を読んだ時は、 木曜日だけのぱん販売なのに、 体力的にもしんどいし、 売れ行き的にもしんどいし、 不器用に 真面目に取り組めば取り組む程、

「 しんどくて、 しんどくて。  でも 結果は着いて来ない。 」 の ひなたぱん工房 でした。 ってか、 変わらず、 今もそうだけれど。

「 働き方の改革ぱん屋さん 」 で、 何度かメディアに取り上げられたドリアンさん。 

「 どれだけ凄いパンと働き方の取り組みなんだろう。 」 って、 本を読んで知ったのは、ドリアンさんのパンの取り組みの基本は、 フランスで学んだパンの製法や働き方でした。

少しでも近づく取り組みになりたいけれど、 私は、 年齢的にも、 財政的にも、 言葉的にも フランスに行ってのパンの学びを得る事が出来ません。 

 

以前 通っていた パリに11 店舗を構え、国内でも六本木で店舗を構えるブーランジェリー・パティスリー「メゾン・ランドゥメンヌ」の製法が学べるが謳い文句の、

Ecole Levain D'antanは、 私が通い始めた時は 既に、 経営的のも方針的にも 「 何だかなぁー。 」 の時になっていて、

あっという間に、 「 お教室、 辞めまーす。 」 の状況になってしまいました。 

← コルドンで一緒に学ぶ仲間でも、 「 Ecoleに通い始めた途端、 終了。 になったんだよね。。。 」 って、嘆いていらっしゃる方が居ます。


話しを戻して、、、、


自分のぱんへの取り組みを もう少し改善したく読んだ 働き方改革のドリアンさんの本の中に、 ほんの数ページだけ、 フランスで学んだパンの製法に触れられたページが有ります。

イーストを使用しない、 無農薬小麦等の安全を優先した材料を使用して、 自然酵母のみを使用し、 石窯で焼いたパン作り。

私には、 学びたい、 知りたい、 取り組みたい、 とても憧れる、 輝いた物に映りました。

取り寄せてみたブリオッシュのお味にも感動し、 増々、 「 フランスのパンの学びを得たい。 」 が膨れ上がり、 

「 そうだ。 フランスの学びを得られるコルドンで学ぼう。 」 になったのです。

ところが、、、、

コルドンの初級クラスは、 生イースト使用のぱん作り。

イースト臭の苦手な私は、 沢山の発酵生地を使用するパンは大丈夫でしたが、 イースト臭で苦手なパンの学びも有りました。

そんな学びの中でも、 得る事の出来た学びの機会を無駄にする事ない自分で有る様に、 必死になって取り組んできました。




これだけの資料が出来る程の学びを得ましたが、 まだまだ、 私の夢と理想に近づく事が出来ていません。



いつになったら、 私の求める学びを、 私の求めるカタチに触れ、 自分の理想をカタチにする事が出来るでしょうか。

先は、 長く 果てしなく。



そんな事を思いながら、 ボーっとして、 TVを見たり、 本を読んだり、 グダグダしながら、 ちょこっと、 抜け殻 の様な今週の私。 です。


って、 結構、 支離滅裂な文章で、 寄る年波で、 くたびれております。 が、 正直な所。。。。




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しあわせな主婦。 ・・・・です。

2019年09月17日 | 日記
2019年9月17日   火曜日


ブログも、 インスタも、 サボってばかりおりました。 これ、 常套句。


長女は三十路だし、 同年代の方は、 既に 「 おばあちゃん 」 の立場なのに、 私は、 未だに、 日々に足掻いております。


一大決心して、 この田舎から通い始めたコルドンブルー。

寄る年波の、 おばあちゃん年齢と言ってもはばかられない程の年齢の、 田舎在住28年の私が、 でっかいリュックに荷物を詰めて、 7時発の上越新幹線に乗って、 

お洒落な街の代官山の、 フランス語、 英語、 中国語 飛び交う、 メチャクチャお洒落なコルドンのビルに通って、 足掻いて、 

やっとこ、 やっとこ、 先週の土曜日に初級クラスを終了する事が出来ました。

終了回に向けて、 筆記試験、 飾りパンのピエスの取り組みが有り、 そして、 最後に、 実技試験。 

課題は、 バゲット トラディッション、 クロワッサン&パン オ ショコラ、 パン ド ミ、 クラミックの4種類のパン。

最も年齢の高い私は、 娘と同じ年齢のクラスメイトに教えを乞いながら、 唯々、 皆さんに助けてもらいながらの取り組みでした。

その間に、 恥ずかしい事、 情けない事、 怒涛の様に訪れて、、、、、


飾りパンのピエス作りでは、 他のクラスメイトは、 芸術作品だったのに、 私は、幼稚園生の様な作品を作ってしまい、 ピエスに取り組んだ2回は、 地獄の時間になったし、

筆記試験では、 何十年ぶりの試験で、 場に呑まれるは、 正しい、 間違えを問われた問題で、 〇✖ で答えると思いきや、

「 C 」 「 F 」 で答えなければならず、 いつの間にやら、 どっちがどっちやら解からなくなってしまって、 後でシェフに正誤の指導を受けた時、 逆に答えてしまった事に気が付く始末。

←  学生の時、 もっと勉強しておけば良かった、、、、 情けない。

「 動画撮影禁止。 」 令 に従って、 山の様に写真を撮って記録を残していたのに、 実技試験の前に クラスメイトから送ってもらったラインの動画に救われたし。


完全に、 今の時代に乗り遅れのおばちゃんが、 一人必死になって足掻く姿。 自分で想像して、 思い浮かべても可笑しくなってしまう程。


ある方が仰いました。   「 コルドンに通えるなんて、 しあわせな主婦ですね。 」 と。



お若いクラスメイトは、 「 パン屋さんにお勤めしたいです。 」 「 自分のお店をしたいです。 」 と、 沢山の夢を抱き、 沢山の夢を語られます。

還暦に近い私は、 再就職の夢も抱かず、 野望も無く、 学びを得る機会を自分に課せて、 足掻きながら 学びます。

老体に鞭打って、 娘の様に希望に満ちた年齢のお若い方達と 学びの時を共にします。


都会に呑まれながら、 場に呑まれながら、 おしゃれな時や人に呑まれながら、 上を見ればきりがない物に呑まれながら、 足掻きながら、 恥かきながら、

野望も抱かず、 期待もされず、 格好悪く必死こきながら老体に鞭打って、 やっとこ、 やっとこ、 びりっけつでもくっつきながら。






実技試験のプレゼンテーションの様子。

終了時間ギリギリまで、 ノーマル天板の洗い物に追われて、 自分の、 こんな写真しかとる事が出来ませんでした。


「 パン ド ミ。 クラミックは良いでしょう。 クロワッサンは、 生焼けです。 パン オ ショコラは、 閉じ目が上になってしまっています。 

バゲット トラディッションのクープが開いていないのは、 過発酵だからでしょう。

けれど、 自宅で焼いて あなたが持って来て見せた物は、 良い出来でした。 ← 自宅練習で 焼いた物を 以前、 見てもらって居ました。

通常の授業も 頑張って居ると思います。 

ハイ、 合格。 おっ 疲れさまでしたーーーーーー。 」



シェフのコメントでした。


10月5日から、 上級クラスが始まります。

開始時間が早くなって、 今度から、 始発の新幹線で通わなければならなくなりました。

初級クラスで お一人 終了される方がいらっしゃるので、 クラスメイトは、 一人減って、 13人になりました。


後半戦も、 

都会に呑まれながら、 場に呑まれながら、 おしゃれな時や人に呑まれながら、 上を見ればきりがない物に呑まれながら、 足掻きながら、 恥かきながら、

野望も抱かず、 期待もされず、 格好悪く必死こきながら老体に鞭打って、 やっとこ、 やっとこ、 びりっけつでもくっつきながら、

変わらず、 しあわせな主婦で 乗り切りたいです。










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