2021年12月22日水曜日
ひなたの贅沢しふぉんも焼き終え、 午後の仕込み 終了致しました。
明日は、 今年最後の 木曜日ぱん販売の日です。
先週のぱん販売の日、 ご主人がフランス人の、 元シェフ。 奥様が日本の方 のご夫婦が、 お客様でお見えくださいました。
みなかみ町には、 外国の方々が住んでおられる 「 外人町 」 が存在するらしく、 ← 私は よく知らないのですが、 お友達が教えてくれました。
先日お見えくださったご夫婦も、 普段は 千葉にお住まいで、 時折、 みなかみ町の別荘にお見えになるそうです。
脳天気な田舎のおばちゃんの私は、 フランス人シェフに、 「 キッシュも有りまっせぇー。 」 とか、 お声をかけてしまうし、
← キッシュは、 フランスの食べ物。 本物のフランス人シェフに、 偽物の日本人が勧めるなんて、、、。 でも、 その言葉、 完全に 無視。 でしたが、、、、
「 オーヴンを見せて。 」 ってフランス人シェフが仰って、 「 武蔵オーヴン です。 」 って、 私が答えて、 シェフは、 「 ??? 」 で。。。。
ぱん小屋の奥を覗いたシェフは、 「 はぁー、 オーヴン 2台ね、、、 」 って、 片言の日本語で仰った後、 お隣の奥様に、
「 クワァッソン。 」 と注文されました。 何気に NHKの旅するフランス語を見た私は、 クロワッサンの事だ。 と気付いて、 初めて ご主人がフランスの方だと知りました。
ってか、 それまでは、 「 どこか、 外国の方やろねぇー、、、 」 程度の認識で、 お恥ずかしい次第です。。。。
ご主人が フランスの方。 だと認識すると同時に、 情けない程 色々な事に卑屈な 田舎のパンおばちゃんの私は、
「 コ、 コルドンで学びました。 」 と 叫んでいたのです。
それはまるで、 クワァッソン に対する自信の無さと、 一緒にご注文下さったバゲットに対する自信の無さの言い訳。。。 でありました。
何十年 パンに向き合っていたって、 コルドンで学んだって、 それは、 日本 での学びでしかありません。
ほんまもんの フランス人シェフに対したら、、、、、 卑屈にもなりまっせ。。。。
コルドンで学びました。 宣言の私に向かって、 フランス人シェフは、 「 どこ? 」 って日本語で聞かれたので、 情けない事に私は、
「 代官山のコルドンです、、、、 」 と 消え入るような声で答えました。 コルドン って言ったて、 フランスじゃなくて、 日本だし。
そんな私に、 またまた フランス人シェフは、 「 いつ? 」 って日本語で聞かれて、、、、
自分の小ささと、 情けなさで愕然とした時間をすごした後、 コルドンのデュプロム取得の年度を再確認すると、 何と、 2020年。
今年は、 2021年。 だから、 去年の事でした、、、、、
なのに、 色々な事があり過ぎて、 ずーっと 遠くの 遠くの時だった様に感じてしまう私が居ます。
色々な事が 本当に 変わってしまいました。
大好きなイタリアも、 遠く 遠くなってしまって、 あんなに燃えていたイタリア語学習も、 すっかり 「 無。 忘却の世界。 」 になってしまいました。
コルドンで フランスのパンの世界に触れ、 「 フランスの本場で、 パンを学びたい。 」 と思い詰めていた荒唐無稽な思いも、 叶えられる事も無く、
コロナ禍の中で、 本気で 「 パン焼きを辞めよう。 」 と思い、 その思いをコルドンの仲間に呟いたら、
「 目指すパンが焼けないと嘆いて パン焼きを辞めるというなら、 どうして、 目指すパンが焼ける様に努力しないの!!! 」 と諭され、、、、
結局、 今も パン焼き 続けて居ます。
私には、 「 辞める。 」 事はとても難しく思え、 と同時に、 「 始める事をすれば、 辞める事は 簡単にできる。 」 とも感じています。
「 新しい事に向かうから、 今の事を 辞めます。 」 それが、一番 楽。
一人で問組むパン屋さんの、 タイマーに追われるパン焼きや、 一人で取り組むが故に 制限される事や、
← コルドンで学んだ 素敵な製法も、 成形も 時間が許してくれません。 だから、 学んだ事の 100万分の一も 実現出来ていません。
追われる様な洗い物や、 ← 小さなミキサーで、 派生も出来ず取り組むパン生地には、 同時に、 小さな単位の発酵タッパーと、 それが 同時に洗い物になります。
「 こう したいのに。 」 「 あれもしたいのに。 」 「 もっと出来るのに。 」 「 もっとやりたいのに。 」 それら全てが、 私のココロに いつも存在します。
たった一人で、 家庭製パン程度の発酵器と、 へそくりにへそくりを重ねて やっと購入できた 6取りオーヴンが 2台。 これで やっとこ、 やっとこ。
オーヴン回しに四苦八苦します。
けれど、 あれだけの機材が揃っていたコルドンでも、 中間試験、 卒業試験、 ビュッフェの時など、 業務用オーヴンでも、 Etubeでも 使い回しに四苦八苦のオルガニグラムを立てていました。
結局、 「 all okay 」 は、 あり得ない、、、、
明日の パン販売を無事に終える事が出来たら、 販売する為のパン焼きではなくて、 自分の練習の為のパン焼きに取り組む事が出来ます。
でも 同時に、 消費に苦労する事になるけれど、、、、 パンは焼きたや、 消費は辛い。。。 老夫婦二人の生活では、 こんな感じです。。。。
明日 取り組む予定のパンは、、、、
リクエスト最優先なので、 オーヴン回し等 あまり考慮しておらず、 焼成が重なる 怒涛のパン焼きの予感、、、、 こわぁー。
栗のリュスティック。 ゴルゴンゾーラチーズを巻き込んで、 焼きあげた後 高山村産 完熟はちみつをかけた バゲット ビーズ。
ベルギーのチョコレートをたっぷり入れ込んだ カカオドショコラ。 大きな手の形の マン ド ニース。 そう。 ニースの手。
ルヴァン生地状酵母で作る、 動物性食品の全く入らない オレンジ ユズの食パン。 小さなパンのくるみあんぱん。
定番の長時間発酵バゲット。 南部小麦の田舎ぱん。 チーズコッペ。 フランス食パン。 ノワレザン。 と、 ノワレザンクリームチーズ。
ドルチェは、 クリスマスフルーツケーキ。 ひなたの贅沢しふぉんも焼きました。 イタリアのピエモンテ州のクリスマスには欠かせない、 チョコのサラミのご用意いたしました。
明日のパン販売が 無事 終了する事が出来たら、 ガレットデロワの練習、 絶対 します。 2色のクロワッサンの練習もします。
そうして、 娘の結納。。。
明日 頑張れば、、、、 頑張れば、、、 です。
明日も 変わらぬご利用 お待ちしております。
ひなたの贅沢しふぉんも焼き終え、 午後の仕込み 終了致しました。
明日は、 今年最後の 木曜日ぱん販売の日です。
先週のぱん販売の日、 ご主人がフランス人の、 元シェフ。 奥様が日本の方 のご夫婦が、 お客様でお見えくださいました。
みなかみ町には、 外国の方々が住んでおられる 「 外人町 」 が存在するらしく、 ← 私は よく知らないのですが、 お友達が教えてくれました。
先日お見えくださったご夫婦も、 普段は 千葉にお住まいで、 時折、 みなかみ町の別荘にお見えになるそうです。
脳天気な田舎のおばちゃんの私は、 フランス人シェフに、 「 キッシュも有りまっせぇー。 」 とか、 お声をかけてしまうし、
← キッシュは、 フランスの食べ物。 本物のフランス人シェフに、 偽物の日本人が勧めるなんて、、、。 でも、 その言葉、 完全に 無視。 でしたが、、、、
「 オーヴンを見せて。 」 ってフランス人シェフが仰って、 「 武蔵オーヴン です。 」 って、 私が答えて、 シェフは、 「 ??? 」 で。。。。
ぱん小屋の奥を覗いたシェフは、 「 はぁー、 オーヴン 2台ね、、、 」 って、 片言の日本語で仰った後、 お隣の奥様に、
「 クワァッソン。 」 と注文されました。 何気に NHKの旅するフランス語を見た私は、 クロワッサンの事だ。 と気付いて、 初めて ご主人がフランスの方だと知りました。
ってか、 それまでは、 「 どこか、 外国の方やろねぇー、、、 」 程度の認識で、 お恥ずかしい次第です。。。。
ご主人が フランスの方。 だと認識すると同時に、 情けない程 色々な事に卑屈な 田舎のパンおばちゃんの私は、
「 コ、 コルドンで学びました。 」 と 叫んでいたのです。
それはまるで、 クワァッソン に対する自信の無さと、 一緒にご注文下さったバゲットに対する自信の無さの言い訳。。。 でありました。
何十年 パンに向き合っていたって、 コルドンで学んだって、 それは、 日本 での学びでしかありません。
ほんまもんの フランス人シェフに対したら、、、、、 卑屈にもなりまっせ。。。。
コルドンで学びました。 宣言の私に向かって、 フランス人シェフは、 「 どこ? 」 って日本語で聞かれたので、 情けない事に私は、
「 代官山のコルドンです、、、、 」 と 消え入るような声で答えました。 コルドン って言ったて、 フランスじゃなくて、 日本だし。
そんな私に、 またまた フランス人シェフは、 「 いつ? 」 って日本語で聞かれて、、、、
自分の小ささと、 情けなさで愕然とした時間をすごした後、 コルドンのデュプロム取得の年度を再確認すると、 何と、 2020年。
今年は、 2021年。 だから、 去年の事でした、、、、、
なのに、 色々な事があり過ぎて、 ずーっと 遠くの 遠くの時だった様に感じてしまう私が居ます。
色々な事が 本当に 変わってしまいました。
大好きなイタリアも、 遠く 遠くなってしまって、 あんなに燃えていたイタリア語学習も、 すっかり 「 無。 忘却の世界。 」 になってしまいました。
コルドンで フランスのパンの世界に触れ、 「 フランスの本場で、 パンを学びたい。 」 と思い詰めていた荒唐無稽な思いも、 叶えられる事も無く、
コロナ禍の中で、 本気で 「 パン焼きを辞めよう。 」 と思い、 その思いをコルドンの仲間に呟いたら、
「 目指すパンが焼けないと嘆いて パン焼きを辞めるというなら、 どうして、 目指すパンが焼ける様に努力しないの!!! 」 と諭され、、、、
結局、 今も パン焼き 続けて居ます。
私には、 「 辞める。 」 事はとても難しく思え、 と同時に、 「 始める事をすれば、 辞める事は 簡単にできる。 」 とも感じています。
「 新しい事に向かうから、 今の事を 辞めます。 」 それが、一番 楽。
一人で問組むパン屋さんの、 タイマーに追われるパン焼きや、 一人で取り組むが故に 制限される事や、
← コルドンで学んだ 素敵な製法も、 成形も 時間が許してくれません。 だから、 学んだ事の 100万分の一も 実現出来ていません。
追われる様な洗い物や、 ← 小さなミキサーで、 派生も出来ず取り組むパン生地には、 同時に、 小さな単位の発酵タッパーと、 それが 同時に洗い物になります。
「 こう したいのに。 」 「 あれもしたいのに。 」 「 もっと出来るのに。 」 「 もっとやりたいのに。 」 それら全てが、 私のココロに いつも存在します。
たった一人で、 家庭製パン程度の発酵器と、 へそくりにへそくりを重ねて やっと購入できた 6取りオーヴンが 2台。 これで やっとこ、 やっとこ。
オーヴン回しに四苦八苦します。
けれど、 あれだけの機材が揃っていたコルドンでも、 中間試験、 卒業試験、 ビュッフェの時など、 業務用オーヴンでも、 Etubeでも 使い回しに四苦八苦のオルガニグラムを立てていました。
結局、 「 all okay 」 は、 あり得ない、、、、
明日の パン販売を無事に終える事が出来たら、 販売する為のパン焼きではなくて、 自分の練習の為のパン焼きに取り組む事が出来ます。
でも 同時に、 消費に苦労する事になるけれど、、、、 パンは焼きたや、 消費は辛い。。。 老夫婦二人の生活では、 こんな感じです。。。。
明日 取り組む予定のパンは、、、、
リクエスト最優先なので、 オーヴン回し等 あまり考慮しておらず、 焼成が重なる 怒涛のパン焼きの予感、、、、 こわぁー。
栗のリュスティック。 ゴルゴンゾーラチーズを巻き込んで、 焼きあげた後 高山村産 完熟はちみつをかけた バゲット ビーズ。
ベルギーのチョコレートをたっぷり入れ込んだ カカオドショコラ。 大きな手の形の マン ド ニース。 そう。 ニースの手。
ルヴァン生地状酵母で作る、 動物性食品の全く入らない オレンジ ユズの食パン。 小さなパンのくるみあんぱん。
定番の長時間発酵バゲット。 南部小麦の田舎ぱん。 チーズコッペ。 フランス食パン。 ノワレザン。 と、 ノワレザンクリームチーズ。
ドルチェは、 クリスマスフルーツケーキ。 ひなたの贅沢しふぉんも焼きました。 イタリアのピエモンテ州のクリスマスには欠かせない、 チョコのサラミのご用意いたしました。
明日のパン販売が 無事 終了する事が出来たら、 ガレットデロワの練習、 絶対 します。 2色のクロワッサンの練習もします。
そうして、 娘の結納。。。
明日 頑張れば、、、、 頑張れば、、、 です。
明日も 変わらぬご利用 お待ちしております。