ひなたぱん

天然酵母ぱんと過ごす、のんびり日々の記録です

明日も。 ・・・・です。

2020年06月24日 | 日記
2020年6月24日   水曜日

今日も 明日のパン販売に向けて、 いつもの様に バタバタな水曜日を過ごしております。


今日も 今日とて、 この常套句の始まりのブログです。

一週間は あっという間に過ぎて、 「 貧乏暇なし 」 忙しさばかりに追われる日々を過ごしております。

一人で取り組むパン屋さんは、 焼ける数など 高が知れていて、 お恥ずかしいばかりの取り組みでさえ 足掻いている私が居ます。

フランス食パンは ポーリッシュ種を使用したとても手間のかかるパンなので、 「 毎回、 4個 」 しか焼く事が出来ません。 

国産小麦、 自家製ルヴァン酵母のみを使用したロデーブも とても時間のかかるパンで、 焼成に 30分もかかりますし、 大きいパンなので 焼けるのは、 1個。

おまけに、 ロデーブの仕込みは とても面白く、 コルドンで学んだ 「 ペトリサージュ ロン 」 と言う 1速のみの捏ねで、 20分。

毎週 10種類から 12種類ほどのパンに取り組みますが、 一つのパン生地を沢山 捏ねる事の出来るミキサーも無いし、

色々なパン生地を作る事が面白い。 のも有って、 其々に 其々に生地を捏ねて、 其々に 其々に発酵を取って、 其々に 其々に成形をして、

其々に 其々に焼きあげます。

コルドンの仲間に、 「 一つの生地から派生して パンを焼かないの!!! 」 って 少し呆れた風に驚かれたけれど、

趣味の延長のパン屋さんの私は、 其々のパンの取り組みが面白くて、 埒が明かない 手間ばかりかかるパン焼きを楽しんでいます。

イーストを使用しない 天然酵母のパンは、 凄く時間のかかるパン作りですが、 一人で パン焼きを楽しむ私のペースには ピッタリだし、

ビーツを入れ込んだパン生地は、 素晴らしく美しい色のパン生地だし、

大きなロデーブが、 窯の中で ゆっくり、 ゆっくり膨らんで焼けて行く姿を見るのは 本当に 楽しくて しあわせな時間です。


明日も しあわせに浸りながら、 でも やっぱり必死に足掻きながら、 パン焼きに取り組みます。


明日の ドルチェは、 ラム酒に漬け込にんだんだドライフルーツとスパイスの香りがとても良い、「 季節ちがいの クリスマス フルーツケーキ 」 です。



明日も、 ゆっくり 静かに、 ご利用をお待ちしております。
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ぱん練習。 ・・・です。

2020年06月17日 | 日記
2020年6月17日   水曜日

今日も 明日のパン販売に向けて、 いつもの様に バタバタな水曜日を過ごしております。

一週間は あっという間に過ぎて行ってしまいます。

水曜日は 仕込みに追われ、

木曜日は 午前3時からの作業開始で、 一人で取り組むパン販売だから、 そのまま 焼き終えると、 今度は、 販売の対応に追われます。

販売の対応に追われるほど お客様にご利用頂ける日であれば、 そんな長時間労働でも 「 元気溌剌 」 で居られるけれど、 

閑古鳥が飛び回る状態だと、 疲れ100倍で、 心も身体も メチャクチャ凹みます。

閑古鳥が飛び交う中、 仕込みで減ってしまったルヴァン酵母を繋いだり、 洗い物に追われたり、 お嫁に行けない方達に 「 割引シール 」 を貼って等の足掻きに勤しんだり、

やっぱり バタバタ、 バタバタ 夕方まで働いています。 ← 多分、 時給にすると 10円 にもならないかも、、、、、

金曜日は、 週末に 高山村の道の駅に納品する パンの材料の準備と 仕込みに取りくみます。

土曜日は、 またまた 早朝から、 ほんの少しの数ではありますが、 味噌ぱんや 南部小麦の白生地ぱんを焼きあげ、 道の駅に納品をします。

納品後は、 時間を見つけて ルヴァン酵母を繋いだり、 日曜日に仕込む スコーンの材料の準備、 

道の駅の売れ方を見て、 順調だったら、 日曜日にも納品できる様に、 材料の準備や 仕込みに入ります。

道の駅に 日曜日にも納品できる様に売れてくれていたら、 日曜日も 早朝からパン焼きに入ります。

日曜日も 納品後は、 ルヴァン酵母のスコーンの仕込みをして、 ルヴァン酵母を繋いで。

月曜日は、 高山村の道の駅に 材料で使用する アローカナ卵や 無農薬野菜を仕入に行って、  やっぱり ルヴァン酵母を繋いで、

火曜日は、 パン販売で焼く予定のパンの計量の準備と、 ルヴァンリキッドから ルヴァンデュールを起こし、 水曜日の工程表を作ります。

そうして また いつもの様な バタバタな水曜日の仕込みから パン販売の 木曜日を迎えます。

そんな一週間の間に、 テレワークでお家でお仕事をする主人の食事の用意をしたり、 新しいパンの練習をしたり、 少し遠くまで 材料の調達に行ったり。


明日は、 高山村のビーツを取り入れたパンに取り組んでみます。

上手く焼けると良いんだけど。。。。   ってな、 呑気な私が居ます。

明日のパン販売も、 私にとっては、 ぱん練習。 


こんな感じの ポンコツぱん屋ですが、 宜しければ、 明日も、 「 お付き合いの程、 宜しくお願いいたします。 」 です。

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最後の一人になってしまいました。  ・・・です。

2020年06月10日 | 日記
2020年6月10日   水曜日


明日のパン販売に向けて、 今日も いつもと同じ パタパタの水曜日を過ごしておりました。 

ピーカン晴れの今日は、 私の小さなぱん小屋は 灼熱地獄の季節到来で、 エアコンをつけても どうにもこうにもの室温に悩まされておりました。

そんな中での作業で、 少しだけ ダウン気味の私が居ます。 歳は取りたくない物です。。。。



コロナ感染拡大防止の為に 延期になって居た コルドンの修了式。 結局 例年の様な ホテルでの開催など到底出来るはずも無く、

終了証とデュプロム取得のメダルの授与のみ 今月末に行われる。 との連絡が、 コルドンから届きました。


それに先立って、 コルドン仲間から、

「 コルドン ジャパンのパンクラス、 無くなってしまうらしいよ。 私達で 最後だって。 ともえさん、 出席番号ラストだから、 コルドン ジャパン パンクラスの 最後の一人になっちゃったね。 」

とのラインが入りました。



私は、 終了証授与 1時間の為だけに 東京に出る様な 時間的にも 金銭的にも余裕がありませんし、 いつもランチでご一緒して下さっていたお友達も欠席の様なので、

メダルも終了証も、 郵送対応して頂く事にしました。


夢中で駆け抜けた あのコルドンの時間を思う時、 望みに望んで やっと得る事が出来た あのコルドンでの学びの時間を思う時、

素晴らしい環境と、 素晴らしいドミニクシェフの学びの時間を思う時、 

あの 宝物の様な時間を思う時、 

全てが 全てが、 寂しくて 悲しくて仕方がありません。

コルドンで過ごす事の出来た時間は、 本当に 素晴らしい時間でした。

沢山お金がかかったけれど、 それに見合う程の 素晴らしい時間だったと、  感じています。



コルドンに通う事が出来た喜びを、 私は、 毎回、 毎回、 コルドンのビルに入る時に感じていました。



コルドンの目の前に有る 松之助NYで アメリカンカントリーのお菓子の学びに通う度に、 コルドンの建物を見上げながら、

「 いつの日か、 いつの日か、 此処で、 フランスのパンの学びを得たい。 」 いつも いつも 呟いて居ました。



週末パンクラス を知って、 主人に受講料を借りて、 締め切り最終日のギリギリに申し込みを出来た時、 コルドンから頂いた連絡で、

「 あなたが、 定員の 最後の一人です。 」 と伝えて下さった スチューデント アシスタントの方の言葉に、 嬉しさに震える私が居ました。


コルドンで過ごした一年は、  辛かったけれど、  駆け抜けた、 夢の様な時間でした。



神様と、

「 トン助さんのパンは、 美味しいからなぁー。 」 って、 いつも言い続けてくれた亡父と、 

スーパーさんに卸させて頂いている時に、 陰でそっと買ってくれていた亡くなった義父と、

「 トンちゃんのパンは 美味しくて、 食べ過ぎちゃうよ。 」 って言ってくれる姉と、

「 美味しいパンの注文、 お願いします。 」 って、 注文をしてくれる母と、

「 トモエのパンは、 美味しいから、 お昼に丁度 有難いんだよ。 」 って、 売れ残りのパンを届けると喜んでくれる義母と、

「 お母さんのパン、 一番好き。 だって、 小麦の香りがするから、 」 って言ってくれて、 やっぱり 売れ残りのパンを喜んでくれる娘たちや、

「 君の一番 やりたい事を やれば良いさ。 」 って言ってくれる主人や、

「 あなたの 家で焼いてきたパンは、 私は、 大好きでした。 」 と言って下さったドミニクシェフや、、、、 



全て、 全ての お蔭さまで、


私は、 あの 夢のようなコルドンでの学びを得る事が出来ました。



コルドンの 事務局さんから、 「 ル・コルドン・ブルーでございますが、これからは母校となります。 」 の言葉と同時に、 

HPからパンクラスが消えてしまった事を知った時の、 寂しさと 悲しさと。 




今日は、 少しだけ、 色々な事で ココロが騒いで、  少しだけ、 ダウン気味の私が居ま居ます。


歳は取りたくない物です。。。。











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明日も、 頑張らなければ。 ・・・・です。

2020年06月03日 | 日記
2020年6月3日   水曜日


明日のパン販売に向けて、 今日も 仕込みに取り組んでおります。



今、 夢中になって 練習に取り組んでいるパンが有ります。



手に入れた本から学んだ レスペクチュス・パニス製法で作るバゲット。

面白くて、 面白くて 仕方がありません。

前橋の秋山農園さんの 無農薬小麦 農林61号を使用し、 使用する酵母は、 ルヴァンリキッドを 粉に対して、 1 % しか使用しません。

最初、 この本を読んだ時、 私が知っているパン作りから考えると、 「 驚き 」 の言葉しかありませんでした。

けれど、 本を読みこめば読み込むほど、 学びと、 興味と、 納得と、 etc. etc. で、 ココロは夢中になって、 

「 面白い。 面白い。 面白い。  だから、 パン焼きは、 面白い。 」 ってな感じで、 夢中になって居ます。

一度目の取り組みは、







こんな感じの焼き上がりでした。

火どおりの悪い感じの 重い焼き上がりのバゲットでしたが、 驚く程の 粉の香りに 感動モノ でした。


少し改善した次のバゲットは、







こんな感じの 火どおりも良くなって、 軽く焼きあがったバゲットでしたが、 最初の時よりも、 香りが立たないバゲットになって居ました。


ドンくさい私は、 いつも、 パン販売の日でも、 失敗する事を 繰り返します。

「 失敗した。 」 って気が付くと、 売るのを辞めてしまったり、 「 これなら 許して頂けるかなぁー。 」 って甘えてしまう時は、 材料費のみの割引販売をさせて頂いてしまいます。


「 いつも ちゃんと ぱんを焼ける パン屋さんは、 凄いなぁー。 」 って、 感心する私が居ます。

私は いつも、 ドンくさいから、 戦々恐々で、 ドキドキのパン焼きの取り組みです。

失敗して、 改善して、 少し成長出来て、 また 課題を見つけて、 それをまた改善して、 それでも納得できずに 改善して、 そんでもって、 また 課題を見つけ出して、、、、

そんな事ばかりを繰り返すパン焼きの日々だから、  一歩進んで、 二歩下がるの パン焼きだから、 

明日のパン焼きも、 自信も 確信も無くて、  それでも、 「 いつかは、 いつの日にかは、 自分の納得の行くパンを焼きたい。 」 って 思っていて。



そんな時、、、、

どこかのドラマで聞いた 「 志の有る 三流は、 四流だからねぇー。 」 って台詞。  思わず 繰り返す私が居ます。。。。











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