晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

胡麻峠から市茅野-1 11/28 

2017-11-28 | 山・峠

2017.11.28(火)快晴

 22号台風(10月22日)の影響がどの程度か調べるため大唐内から胡麻峠、三国岳、坪坂峠を経て市茅野に下ってみた。
2017.11.28(火)快晴
メンバー:小原英明、工忠照之
タイム: 老富会館駐車場発 10:45
     胡麻峠取付着   11:10    発11:15
     胡麻峠着     12:00    発12:10
     三国岳着     12:35
     丸山のコル着   13:15(ミスコースロスタイム10分)
     猪鼻峠着     13:35    発14:00
     市茅野着     14:35(坪坂峠、市茅野谷経由)
     老富会館駐車場着 15:00
 雨男の工忠君が最近妙に晴れ男になってきた。人生にはこういう転機もあるようだ。
 さて久しぶりの大唐内は柿の季節で、美濃柿だろうか、鈴なりである。「おかしいなあ、熊に食われないのかなあ」なんて下世話な会話を交わしながら進む。人が居れば柿の種類を聞くのだけど生憎人に出会わない。

 君尾林道の入り口も通行止めになっていて、復旧工事が行われている。来年開催をともくろんでいたMTBのレースも2,3年無理なようだ。大唐内谷を行く林道も倒木が道をふさぎ、車の通行は不可能だ。問題は谷筋の登山道だ、岸の崩れと倒木が気に掛かる。取り付き付近は確かに増水の痕跡はあるが、さしたる被害はなさそうだ。流木が溜まっているのが気になるが谷筋そのものは水に洗われてきれいになっている。少し行ったところの滝もゴミや汚れが流されてきれいになっている。

倒木が流されて溜まっているが谷筋はきれいになっている。滝もこのとおり。
 胡麻峠に向かう谷筋も歩行が困難になるような箇所はないが徒渉点の案内テープがことごとく流されている。できる限り付けなおしたが水流近くの灌木が流れてしまったことが原因だ。谷筋を離れるとさしたる変化はなく、難なく胡麻峠に到着、その後の尾根筋も問題なし。ナパームの広場と呼んでいる三国岳山頂付近の光景も相変わらずで、主稜線を下っていく。

三国岳山頂付近はナパーム弾が落ちたみたい。
 少し下ったところでやたらテープが巻かれて、「老富→」の表示がいくつかある。あれっこっちやったかなと数分下る。でもやたら下るのと、先ほど越えてきた胡麻峠先の鉄塔が右手に見えるので、このルートは大唐内谷本谷に下るルートと解る。一番最初に来たときと同じ過ちをしてしまった。その時は、「ええいままよ」とばかりに下って大唐内に下りてしまった。今回はそういうわけにいかないので登り返す。つまりこの分岐の表示は「老富→」ではいけないのだ、左に主稜線を行っても行先は老富なんだから、右は「大唐内→」左は「丸山」あるいは「猪鼻峠」と書くべきである。
 左の主稜線を進むが、気になるのは我々が残したテープが一切見当たらないことだ。特に丸山のコルへ下る部分では、左の尾根には下らないよう厳重に行きどまりの表示をしておいたのだが跡形も無い。「なんかの嫌がらせですかねえ」なんて工忠君がぼやく。どうやらテープの結びが弱くて、この前の台風で飛んでしまったのだろうか。結びつける木を配慮して優しく結んでいたのがいけなかったのだろうか。「木の方が丈夫やからしっかり結んどこう」ということでがちがちに結んでおく。
 なつかしい丸山のコルに飛び出る。いったい何度この場所に来ただろうか、上林の山のシーンで一番好きな所なのだ。ここだけはカメラを渡して撮ってもらう、同じポーズの写真が何枚もある。何でって?この地こそ廃村イモリ村の場所だと思うからだ。
  つづく

コメント
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