晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

雪の朝 2/7

2010-02-07 | 日記・エッセイ・コラム

2010.2.7(日)曇

 自転車旅行中、青森の三内丸山遺跡を訪れた際に(2006.9.26参照)学芸員さんに「なぜ縄文文化は東北や北海道などの寒い地域に発展したのですか?」という質問をした。その答えのひとつに「狩猟文化は積雪があることが必要なんですよ」というのがあった。なるほど、狩猟は積雪による獣の足跡が必要なんだ。
 今朝も少し積雪があり、新雪状態となっている。昨日は一気に積雪となったためか動物の足跡も見られなかったが、今朝は様々な動物が行き交い、彼らの胸の内が覗けるようで楽しい。まず犬の足跡だが、近所で放されている犬は二匹居るのだが、どちらも体格が同様でどちらの足跡かは解らない。糞があると解るのだが、新雪時の糞は見つけにくい。ガーデン内に侵入しているが、いつものルートとはちと違う。
 じょんと府道に出ると、隣家との間の道でやたら臭ぎだす。不明な足跡をたどっていくと明瞭になってくる。蹄の跡があり、猪のものと判明、じょんと一緒に追跡する。隣家の畑、じょんのび村の水源あたりをうろつき、木小屋の境まできて、山に帰っている。見事に我が家の周りをうろついているが、侵入はしていない。少なくとも猪に関しては人が居住する地域には侵入していないのだ。隣家は空き家で、普段は居住されていないが、まめに通っておられ、草刈りや野菜つくりをされている。柿や栗、柚子やキウイなどの実もなっている。いろんなものをいただいて助かっている。こういう家が数軒有り、よく頑張って帰ってこられるなあと感心していたのだが、少なくとも獣害に関しては不在地主は居住者にとっては迷惑なこととなっているのではないか。不在だから獣が寄ってくる、おまけに野菜など作っているから余計獣が寄ってくる。帰ってこないなら売り払って、新しい居住者を迎えることが、村のためになるのではないかとふと思えるのである。Img_3864 Img_3865 Img_3866




左:じょんのび水道水源付近の猪の足跡、いつもの行動である。
中:猪の出入り口、山に続く道である。
右:猪は隣家の柿の木のあたりを掘っていた。

 念道橋付近に行っても、犬たち、猪の行動が手に取るように解る。鹿やその他の動物の痕跡は今朝は無かった。獣害に対して大規模なネットが各地に張り巡らされている。果たしてこれが最終的に有効なものであるか、かなり疑問である。ではどうしたら良いのかって、それも解らないけど、徹底的な駆除、絶滅まで持っていく方策以外に無いのじゃないだろうか。日本狼が居なくなって困ったことは無いように、生態系がどうってことは無いと思うんだが、、、、。極端かなあ。

今日のじょん:今日の記事はじょんと一緒なので、お休み。 

コメント
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