晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

日本一周達成記念日 5/21

2009-05-22 | 日記・エッセイ・コラム

2009.5.21(木)曇 

 今日は自転車日本一周達成記念日である。2年前の今日、絶好の日和の中を二日酔いとはいえ気持ちよく福知山から京都まで味わいながら走った。その時2年後に今のような生活になっているとは夢にも思わなかった。この2年の間に土地を探し、家を建て、店を開き、じょんのび村を開拓してきた。予定どおりには全然進んでいないけど、兎に角頑張ってきた。夢があるから頑張れる、都会には物はあるけど夢はない。Img_5886

2007.5.21最終日、生家(家屋は無い)を訪ねお墓参りをする。


 私はテレビは野球とニュースぐらいしか見ないのだが、昨晩パソコンを入力していて何気なくテレビを点けていたら、明治大学の博物館が出ている。おやっと思って見ていると秋田の尾去沢鉱山が出てくる、そして佐賀城、、、、、江藤新平のドキュメントをやっていたのだ。(旅行記2006.11.23、同9.20、2007.4.5参照)江藤新平については明治維新において法や裁判、警察などの創設、整備に尽力するも政敵に敗れ斬首されるという数奇な運命の人物である。明大の博物館に行ったときに磔やさらし首などの刑罰が明治数年まで存在したとあったが、これらの非人道的な刑罰を廃止し、各地に裁判所を設け、ある程度民主的な手法で司法を整備していったようである。驚くべきことは今で言う国家賠償法のように、公権力の不正や民間に対する侵害などを訴えられる制度も作ったと言うことである。そこで尾去沢銅山汚職事件が紹介されるのだが、政府高官の井上馨が尾去沢銅山を乗っ取ったという事件である。井上馨については三井の大番頭といわれ、汚職や利権にまみれた政治家という見方もあるようだ。このことが後々江藤新平を排除しようという画策となるわけだが、大久保利通などによって佐賀城で斬首さらし首という刑を受けることとなるのである。自らが廃止した極刑で処刑されるとはこれほど無念なことはあるまい。佐賀を訪れた際に大隈重信の像が在ることは知っていたが、江藤新平の像が私の宿泊してしていたすぐ近くに在ったことは知らなかった。しかし上記三カ所の見聞があるおかげで今回江藤新平について知ることができた。
 日本一周はそれまでの集大成でもあり、その後の生き方の指針でもある。

【作業日誌 5/21】
芝刈り3日目

今日のじょん:じょんサルを見つける。昨日の夕方の散歩の際にじょんがサルを見つけたそうだ。見つけるだけじゃなくて追って欲しいのだが、、、、。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする