2016.8.28(日)曇り 腰痛再発始末記 楽しい腰痛(63)は2016.8.17
8月17日朝、じょんのびメソッド実施後初めての腰痛が再発した。
辛度③の腰痛で、従来なら1週間程度で回復するものである。じょんのびメソッドを続けている効果の有無が問われる場面だ。目標を3日で全快としたのだが、さて結果はどうなっただろう?
17日 30分歩の後夕方まで安静 痛み同様、テーピング代わりに湿布を使用。
18日 ラジオ体操、30分歩、温泉入浴、肩のインナーマッスル
痛み同様、降車時痛みあり、これだけ体操(腰そらし)時痛みあり。
19日 新たなストレス2件発生、これだけ体操、降車時痛みあり
30分歩、水泳1,500m(34分)サウナ入浴
肩インナーマッスル、目標日全快ならず
20日 これだけ体操時痛み無くなるも立ち上がり時、降車時痛みあり
ストレス大になるので笑顔を作って歩く、30分歩。笑顔を作ると精神的に楽になる。
21日 降車時、立ち上がり時左腰痛みあり。
ラジオ体操、30分歩
22日 立ち上がり時痛みあるも降車時は無い。希望わく。30分歩
23日 降車時、立ち上がり時痛みなし、全快(七日目)
ラジオ体操、BIKE25Km、温泉入浴、肩インナーマッスル
結局全快まで一週間を要したのだけれど、じょんのびメソッドの効果は有りや無しや?効果ありである。昨年この程度の腰痛が起こって半年以上続くこととなった。それが一週間で全快したのだから画期的と言えるのだが、それ以前の腰痛と比べてもまるで違っている。
つづく
【今日のじょん】先日モモちゃんが最後のお別れと言いつつ来じょんした。最後がもう三回続いているが、、。まあ18才だからやむを得ないところだが、艶といい毛並みといい、あと数年は生きるんじゃないの?
おむつが痛々しくなくて、かわいい。
2016.8.17(水)曇り
ついに待ちに待った本格的な腰痛が起こった。朝8:30、じょんの足が調子悪く歩かないので夜来の雨で膨れあがったイシクラゲを火箸で集めていた最中である。ズキンと左腰に痛みが走る。
じょんのびメソッドをしていても腰痛は再発すると言うことを言い続けていたのだが、果たしてその通りになって喜ぶべきか悲しむべきか。じょんのびメソッドの真骨頂は、この再発した腰痛をいかに短時間に処理するかと言うことである。逆にずるずると慢性化するようであれば、じょんのびメソッドは崩壊、振り出しに戻るわけである。
この再発した腰痛の原因の分析と現状の記録をすることとする。
直接的な原因は中腰の継続的な動作をしたことである。またその際に動かないじょんにイライラしたことも影響ありか。
間接的には母の葬儀、その後のこと、パソコンの不調、草刈りなど周辺の整備の遅れなどストレスが相当たまっていたことが考えられる。
痛みの程度だが、従来は自分の経験した痛みのMaxを10として数値で表していたのだが、これでは他の人には理解ができない。万人が理解できるように地震の震度に習って腰痛辛度(しんどいもかけてなかなかしゃれた表現だと思う)
辛度0 痛みゼロ、正常な状態
辛度1 腰に違和感を感じるもので、痛みというほどでない。今後辛度0になるか、2以上になるかの分かれ目というところ。
辛度3 腰に痛みが走るが、日常生活に支障を来すほどでもない。思いものを持ったり、腰を使う運動は無理。運転や座り仕事はつらい。
辛度5 ぎっくり腰の範疇で何とか歩けるが痛みは激しい。日常生活、仕事は困難。1,2日は安静が必要。
快方に向かうときは一週間程度で治るが、慢性化する場合もある。
辛度7 ぎっくり腰の強烈なもので、その場で歩くことも立つこともできない。這って床につくのが精一杯で、1,2日安静、一週間静養、完全回復まで一ヶ月を要する。
その中間やそれ以上というのもあるだろうが、これは急性の腰痛と考えるべきだろう。慢性の場合は痛みの他しびれや麻痺が出てくるし、それらの度合いも個人的に格差があるので数値化するのは難しいと思う。
さて今回の痛み、辛度3であり、痛みは左腰から臀部上部でしびれはなし。本来なら一週間程度で治癒するものだが、目標を三日間とする。治療方法は連日30分歩をすること、それ以外は初日安静とするがそれ以降は日常的に生活すると言うものである。
2016.8.5(金)晴れ
30余年も苦しんで、ここにきてようやく治してみようと言う気になった腰痛。多くの人が腰痛に悩んでいても、何とかしようとは思わないのだ。今わたしは腰痛に悩む人々に教えてあげたい、自分で治す方法があるのですよと。「僕はこの方法で治しました、やってみませんか?」と幾人かの人に声をかけましたが、なんとも無反応。繰り返す腰痛を抱えていても、今現実に痛くなければ何とかしようという気にもならないのだろうか。怪しげなおじさんの言うことなんぞ聞いたらえらい目に遭うぞと思っているのだろうか。今痛くなくても、やがて再発を繰り返し、ついには慢性の腰痛症になるのは見えている、そのリスクを考えれば今何らかの手を打つのが最良の選択だと思うのだが、、。 わたしは医者でもなければ理学療養師でも鍼灸師でもない、でも一緒に考え、一緒に悩み、アドバイスすることができる。じょんのびメソッドを教えることもできるが、人によってはこういう医者にかかりなさいとアドバイスすることもあろう。
年に数回腰痛を繰り返す人、慢性腰痛になってしまった人、医療機関にかかっても一向に改善しない人、じょんのびにお越しくだされ。
【今日のじょん】川合のワンコ
名前は知らないんだけど片山さんちのコーギー、最初はワンワン吠えていたけど最近はスンとも言わずに尻尾振っている。賢いワンコだぜ。
2016.8.4(木)晴れ
じょんのびメソッド応用編 腰痛は繰り返される(2)
日記から
7月30日(土)
起床時痛み残る、0.5
筋ポンプ、セロトニン、筋肉緩めを意識して30分歩く。途中痛みがあったり、なかったり。終わっても0.5.
7月31日(日)
本日も意識して30分歩く、ほぼ痛みは感じなくなった。これで出なかったら三日間で解消と言うこと。
8月1日か3日まで水道検針のためMTBに乗る。実は2月、4月の検針時自転車に乗るのもつらいほど痛みがあった。湿布と鎮痛剤を利用していたくらいだ。今回も腰痛病み上がりだから心配していたのだが、果たして何事もなく終了した。つまり今回の腰痛は三日間で解消したことになる。このことは大きな自信になった、腰痛が繰り返されても数日で治せるという自信である。
わたしにとって本当にうれしいのは、わたしの考えたとおり予想したとおりの結果になったことである。「楽しい腰痛」とタイトル付けた思惑通りに事が運んだことである。
わたしの思惑とは、筋肉の拘縮が腰痛の原因である限り腰痛は必ず再発すると言うことと再発の可能性を下げることができること、再発しても自分の力で治すことができるということである。これこそがじょんのびメソッドの真骨頂であるし、腰痛を楽しめる原点である。
【今日のじょん】川合のワン
川合のワンに出合うこと6回目、賢いワンは慣れてきて尻尾振って寄ってくるし、馬鹿なワンはいつまでも吠えている。せーいっちゃんとこのトラは賢くて、「暑いから日陰にはいっときな」と言うとハイとばかりに日陰に入るのだ。
これはバイバイと言ってるところ。
2016.7.31(日)快晴
じょんのびメソッド応用編 腰痛は繰り返される(1)
じょんのび歩行を数ヶ月続けて慢性の腰痛や神経痛が治ったとしてもそれは腰痛が出にくくなったということで、腰痛は必ず繰り返されるのである。そのことを詳しく説明しようと原稿を準備したところで待ちに待った(?)腰痛が再発した。
筋肉に急激な刺激(重いものを持つなど)や軽くても持続的な刺激(座り仕事や運転など)を与えると筋肉が拘縮して痛みを発生する。この腰痛の原因を考えると、いくら筋肉を柔らかくしても強くしても腰痛は起こりえる。それは100Kgのバーベルを上げるとか北海道から九州まで運転するとか凄いことでなくても極日常的な動作や姿勢で起こるのだ。今回のわたしの腰痛(腰痛の前段階)も両脚の静的ストレッチで起きたものである。
問題は腰痛が起きたときの対処である。じょんのびメソッドの効果は「腰痛になりにくい身体を作る、それでも腰痛になったらすぐに治せる」ということだ。このことを自らの身体で証明したかったのだが、慢性の腰痛が治ってから3ヶ月、新たな腰痛は出てこない。少し違和感を感じる程度なら3回起きたが、すぐに治ってしまった。今回違和感以上の異変を感じたのは7月28日(木)の夜である。静的ストレッチは筋肉を緩めようとして逆に緊張してしまう危険性がある。29日の朝になっても同様に痛い。その痛みは1.0、これはわたし自身の規準だから他人には分からないが、生活にも動作にも影響なく痛みがあるなあと感じる程度のものである。地震で言えば震度1ぐらいか。
一刻も早く歩いて治す実験をしたいのだが、何かと忙しく夕刻5時過ぎになってようやく歩き出す。
・痛い部分を常に観察しておく。
・筋ポンプ作用を意識して歩く。
・脳からセロトニンが分泌していることを意識する。
・痛みに合わせて歩行の強度を加減する。
ところが10分余り歩いたところでポツリと雨がかかる。見れば奥の方は空が真っ黒だ。同時に土用干しをしている梅干しのことを思いだす。
今年は最高のでき、これを雨に濡らしたら大変。
えらいこっちゃ、降り出す前に帰らねば、、、、イライラカリカリ大急ぎで帰る。これでは治療にならない、最も大切な精神状態が最悪だ。ストレスが多くてセロトニンの分泌はストップ、交感神経が亢進して拘縮は益々すすむ状況だ。幸い痛みが増すことはなかったが、現状維持ってところか。つづく
2016.7.25(月)曇り
なぜ歩くとストレスが解消され、気分爽快になるのだろうか。長尾和宏氏の「病気の9割は歩くだけで治る」の中に「歩くとセロトニン、ノルアドレナリンが分泌される」と書いてある。如何なる仕組みでそうなるのかを知りたいのだが、そこまでは書いてない。ここで心因性腰痛の構図を思いだして欲しい。ストレスや痛みの恐怖でセロトニンやノルアドレナリンの分泌が抑えられていたことを。つまり、歩く→セロトニンの分泌なのではなくて、歩く→ストレスの解消→セロトニンの分泌なのではないだろうか。セロトニンの分泌はストレス解消の原因でもあり、結果でもあるのだろう。
いずれにしてもウオーキングが心因性の腰痛に対する認知行動療法の最適のプログラムであることが理解できるだろう。
現代人にストレスによる病気が増加していることはストレスの質が変わってきていることも言われている。原始時代の人間なら、食物を得るためにどう猛な獣と戦うストレスがあるだろうが、それは戦いが終わればお終いで、一時的なものである。ところが現代の企業でのストレスは仕事が終わって家に帰っても、寝ても覚めても解放されないものがある。しかし人間はストレスを解消し病気から逃れる術を進化の過程で身につけているはずである。細菌などの外敵に対しては免疫機能などが発達しているように、ストレスに対抗する機能も人類の行動の中から進化しているはずだ。それは太陽の下で歩くことではないだろうか。それはこれまでの人類の行動で一番時間の長いものだからである。そういう生活さえしていれば、ストレスは常に解消され、病気になることもないのだが、残念ながら現代人は日に当たることなく座っている時間がとてつもなく多くなったのである。つづく
【今日のじょん】写真のように芝がよく育つとうんPがしにくいようである。仕入れの都合で三色弁当の芝張りとなったが、雑草の生え方にずいぶん差が出てきた。
全然雑草の生えない九州の野芝(右)野芝と高麗の混植、高麗一色は草ボウボウ。よく見ると野芝のところは雑草が生えていない。今後の参考としたいが値段が3倍はするので考え物。
2016.7.24(日)
以前から歩いているときは考え事をしている。DIYの設計や研究している地名や民俗学的なこと、発明や腰痛の原因、治療法などよく考えながら歩いているのだが、実にすばらしいアイデアがわき出てくるのだ。松尾芭蕉も種田山頭火も歩いているときに多くの句が生まれたのではないかと思っている。2月頃からデュークズウオークを取り入れ、正しい歩き方を追求し始めた。この頃からムシャクシャしたときイライラしたときなどに歩くとそれらが解消され楽しく前向きな考え方に変わることに気づきはじめた。そして義務的に歩いていたのが楽しく歩けるようになり、歩きたいという気持ちが常にあるようになってきた。歩いていると嫌な思いが吹き飛んで、ポジティブな考えになり、良いアイデアがわくので最高である。
現在はストレスによる病気が社会問題化し、企業などでもストレスチェックなどの対策が義務化され、ストレスの軽減が急務となっている。先日、企業や学校などで行われているストレス解消の方法「マインドフルネス」がテレビで紹介されていた。これは一種の瞑想で未来や過去のことを考えずに、現在の呼吸をしている自分のことだけに集中するのである。これはまさに禅そのものである。何も考えずにただ座る、只管打坐(しかんたざ)の爽快感、充実感は禅の経験のある者にはすぐに理解できるだろう。禅の中には歩く禅というのもある。これは実にゆっくりだが体を動かしながら、同様の境地に至るものである。
ウオーキングもこのマインドフルネスにつながるものではないかと考えている。いろんな事を考えて歩いているということと矛盾するではないかと言われそうだが、楽しいことを考えて歩くことと、現在の(歩いている)自分だけに集中していることは精神的には同様の効果があると思っている。
結論的に歩くことはマインドフルネスと同様の効果が得られるということである。歩くことでストレスの軽減、ストレスの解消ができるのである。つづく
ウオーキングにはつらい季節となってきた。帽子、水、岩塩は熱中症予防の三種の神器。もちろん腰紐バンドも忘れずに、、。
2016.7.22(金)曇り
ウオーキングを始めたきっかけは、「腰痛をこころで治す」(谷川浩隆著)に腰痛治療の運動療法の一つとして「外に出て歩く」というのがあったからだ。
①外に出て歩く。
②背筋を伸ばして腰をそらす。意識をして歩くことが肝心。
③早足で手を大きく振って、心臓がどきどきして汗をかく程度に20分、休まないこと。距離は2Kmがめやす。
④1日1~2回。
じょんのび歩行とはやや違うけれど、まあこれがスタートであった。他にも腹筋背筋などの体操もあるのだが、それらはトレーニングになれているわたしでもきつくてやり遂げることができず、腰痛は逆にひどくなってきたので、できたのはこのウオーキングだけだった。
とにかく谷川先生の治療法を実践しようとウオーキングは完璧に、他の運動は1/2、1/3に減らして始めたのが昨年の12月25日である。脳の仕業の腰痛を治療する認知行動療法の一環としての運動である。そのうちにサーノ博士の「腰痛は怒りだ」を読み、歩く際に「脳のインチキ騙されへんぞ」と唱えながら歩いた。しかし腰痛は一向に改善されず、昨年末からは座骨神経痛も慢性化し、寝ている間と朝方は下腿上腿臀部に痛みが常駐するようになった。靴下をはくたびに、車に乗るたびに痛む神経痛になんとも絶望的な感覚になるんだが、逆に何とかしてやろうという意欲もわいてくるのだ。そんなときEテレでうつとそううつの患者さんとドクターがシンポジウムをやっている番組を見た。実に様々な治療法があるのだが、共通しているのにウオーキング、散歩がある。ウオーキングが肉体的な分野だけでなく、精神的な分野に効果があることの証左である。つづく
2016.7.19(火)晴れ なぜ正しい歩き方を意識しなければならないのか?
土用の丑の日にはとても食べられないので、早めに鰻を食す。平賀源内が知り合いのうなぎ屋のために「土用の丑の日」書いて張り出したということだが、それ以前に夏の養生のために鰻を食すという事があったのだろうと想像する。庶民としてはそういったきっかけでも無い限り贅沢な食事はできない。綾部に鰻専門店があるのかもしれないが、聞かないので京丹波町の「うな良」さんに行く。鰻重とだし巻きのセットをいただくが、本来なら鰻の焼けるのを待ちながら冷や酒でちびりちびりやるのが常道なんだろうけど、運転手ではそうもいかない。ノンアルコールビールが普及したのがずいぶん助かる。まあこれでこの夏も乗り切れるかとプラセボ効果に期待する。
さて本題に戻って、じょんのび歩行をする際になぜ正しい歩き方を意識してしなければならないかということを考えてみよう。じょんのび歩行は人類の二足歩行の基本形である。この歩き方をすることによって筋ポンプ作用が働き、正しい姿勢が保たれ、筋肉の拘縮を取り、筋肉を鍛えるのである。残念なことに放っておけばそのような歩き方をするというものではない。脳による意識がないと正しい歩き方ができないのだ。「なんだ人間って不完全だなあ」と思われるかもしれないが、実はそのことが霊長類としての人間たるゆえんなのだ。つまり人間の手足を始め、身体の動作というのは他の動物のように特化されていないのだ。一つの動作を本能的にこなすのではなく、脳を通してマルチな動作ができるということだ。人間の手は食べ物を取って口に運ぶというだけでなく、道具もつくりだし、楽器も演奏し、絵を描いたり球技をしたりまあとにかくあらゆることが出来るわけだけど、そのすべては脳による指令があってのことだ。人類だけが巨大な脳を持つこととなった訳はそこにある。人間は魚のように水の中を泳げない、鳥のように空を飛ぶことはできない、チーターのように速く走ることはできない。しかし船でどこまでも行けるし、飛行機で空も飛べる、自動車や電車で早く遠くどこへでも行ける、これは自然から与えられたものではなく自らの脳で考え作り出したものである。
正しい歩き方といってもあとから理屈に合った歩き方をそう言っているだけで、生まれもって備わったものではない。だからこそ常に意識して歩き、やがては無意識に出来るようになるわけだ。
次にじょんのび歩行が身体的好影響を及ぼすのみでなく、脳の作用にも、心理的にも好影響を及ぼすことについて述べてみたい。つづく
【今日のじょん】じょんは何を見ているのでしょうか?
隣のうちのかわら屋さんの作業でした。
2016.7.15(金)雨
「病気の9割は歩くだけで治る!」という何ともふざけたタイトルの本である。新聞に大々的に宣伝されており、興味は引いていたがこのミーハーなタイトルのせいで読む気はしなかった。ところがある本を探しているときにふとこの本が積んであるのを見つけて、ちょっと中身を見てみようと思った。ぱっと開けたところに腕の振り方についての記事があった。しかもデューク更家さんの腕の振り方について書いてあるのだ。 新刊書で言い値がするんだが思わず買ってしまった。
「腕を後ろに引くよりも、肘を後ろに引くの方がイメージしやすいかもしれません。」「肘を引くことがなぜ大事なのかというと、肘を後ろに引くと肩甲骨が動くからです。つまり動かしたいのは実は腕ではなく、肩甲骨なのです。」
これでデュークズウオークの腕振りの意味が理解できた。つまりわたしはウオーキングを腰痛改善のためだけに考えていたのだが、実は健康のためにあらゆる効能があることを知ったわけである。
肩甲骨には多くの筋肉が集まっている、これらの筋肉が拘縮すると背中の痛みや肩こりを起こすことは容易に推察できる。背中の筋肉が拘縮すると腰痛の原因となることも考えられる。腕の振り方でこれらの筋肉を緩め、鍛えられたらウオーキングの効果はより増してくる。
ところが実際にこの腕の振りをするとどうもしっくりこないのだ。わたしの背中が凝り固まっているのだろうか。だいたい日本人の肩甲骨は西洋人などに比べて堅いと言われている。大きく振るとバランスが崩れる、気がつけば肩に力が入っている。と言うわけで、この腕の振り方はわたしにとって発展途上の方法である。だからガイドには簡単に記している、いつか自信もってできるようになればもう少しはっきりと書くようにする予定である。
【今日のじょん】
なんべんも梅雨明けやな~といいながらここに及んで本格的な梅雨空になってきた。気象庁もよくぞ梅雨明け宣言を我慢したなあと感心する。かつて混迷党が民死党政権に連立しないで我慢したのとよく似ている。雨でメーワクなのがじょんである。うんP、おしっこはしたいのだが雨は大嫌い。
おしっこ、うんPも近場で済ますワケ
2916.7.14(木)雨
7月4日に発表したじょんのび歩行ガイドを見て気づかれた方もあろうかと思うが、実は腕の振り方の部分が代わっている。当初は方に力が入らないように、上下動をなくして振ると言うような内容だったのだが今回は「腕は肘が体の前に出ないようにふる、時々肩に意識をし、力が入っていれば抜くようにする。」となっている。本来は書き換える必要があるのだが、この項目だけで面倒なので訂正してしまった。
じょんのび歩行は異本的にデューク更家氏の歩き方を踏襲している。といってもそのままをコピーしているわけではなく、医学的、運動生理学的、進化の過程などに根拠のみつかる方法を採用しているのである。これらの文献で「この歩き方はこういう根拠があるんだ」と見つけたときは大発見をしたような気になる。デューク更家氏も相当勉強された事だと思う。例えばかかと着地、親指の下で踏み出すというのは筋ポンプ作用の効果的な歩き方で、人類の進化の中で生み出されたものとされている。
じょんのび歩行の起源はデュークズウオークである。歩行ガイドも完成。
腕の振り方については「手はあまり振りません。肘も曲げないし、手はグーも握りません。腕を後ろに引くだけ。」と更家氏は書いておられる。根拠は「腕を中心線より前に出すと前屈みになり重心が身体のセンターに落ちない」「腕を後ろに引くと、背中にある褐色脂肪細胞が活性化され、体の後側部の筋肉を刺激する。」とある。前者は理解できるのだが、後者は何のことかわからない。それに実際この腕の振りをしてみるとどうもしっくりこないのだ。そんなわけで差し障りのない言葉で当初のガイドを書いていたのだが、ある書店で立ち読みをした本にこの件について書かれていた。つづく
【今日のじょん】明けそうで明けない梅雨、雨嫌いのじょんのこの情けない顔、、、
でも帰ってきたら気持ちよさソーにzu~zu~
2016.7.13(水)雨 楽しい腰痛(53)は2017.7.10
じょんのび歩行解説編-3
③筋肉を緩めながら鍛えるというのは矛盾した行為であり、理解しにくいことだけど重要なことである。じょんのび歩行の解説というよりその運用という感がするので、ここでは歩行に関する部分だけを記しておきたい。
正しい歩行は筋肉を緩め(拘縮をとる)痛みを緩和する効果と筋肉を鍛えて筋肉の能力を高める効果がある。筋肉を鍛える歩行となるとその強度によっては疲労物質をため筋肉の拘縮を起こして痛みや故障の原因となることがある。その境目は人によって千差万別であり一概に言えるものではない。だからこそ1日1,000歩とか1日何分、何Kmウオークとか決められないのである。自分の身体と対話しながら歩いていると数ヶ月もするとその境目がわかるようになる。それまでは少しでも痛みや違和感を感じたら歩みをゆっくりとする。それでも痛みが続くなら思い切って休む、その事が大切なのだ。
毎日続けるのは望ましいことだが、仕事が忙しいときや雨の時、気分が乗らない日には時間を短くするとか休んでしまえばそれでいい。そしてその事をくよくよしないことである。じょんのび歩行を続けているとイライラしたときや落ち込んでいるときに歩きたい気分になる。これは脳内ホルモンの作用になるもので大変さわやかな、すっきりした気分を味わえるものである。無理をしない、自分を追い込まない、これが肝心である。つづく
2016.7.10 じょんのび歩行解説編-2
正しい歩き方とは①筋ポンプ作用が十分に働くこと。②骨盤が前傾し、脊椎のS字状カーブが保たれること。③筋肉が緩められながら鍛えられること。そういう歩きである。具体的には以下のとおりとなる。
①筋ポンプ作用とは重力に逆らって静脈血を逆支弁と協力して心臓まで送り届ける筋肉、特にふくろはぎの作用である。動脈は心臓がポンプとなるが、静脈は筋肉が心臓の役目をするのである。実はこの作用は歩行と大きく関係していて、歩行なくして筋ポンプ作用は起こらないといって良い。かかと着地、土踏まずの周囲を加重、親指のつけ根辺りで蹴り出すという動作をすると足裏のアーチが伸び縮みし、脛の筋肉に連動して筋ポンプ作用を促すのである。
この筋ポンプ作用が血行を促し腰痛の改善に効果を現すのである。もちろん下肢のむくみやエコノミー症候群などにも効果がある。
静脈還流は弾性ストッキングや水中歩行などの圧力でも起こる。二足歩行による筋ポンプ作用が最も効果が大きい。
②骨盤の前傾というのはわかりにくい概念だが、以前に話題にしたことのある、ケニアのご婦人の場合を思い起こして欲しい。ケニアでは腰痛が無いという極端な話であるが、その理由は骨盤の角度にあると言われている。畑仕事でも洗濯でも腰が直角に曲がっていて、長時間の同一姿勢でも筋肉が疲労しないのだ。日本人の場合同じ作業をさせると、背骨がアーチ状に曲り、すぐに疲れてしまう。
この姿勢で直立をすると前者の脊椎はS字状カーブを描き、後者は前屈のアーチ状となるのである。その場合頭の重さにより重心は前方に移りそれを支えるため背中側の筋肉は常に緊張状態となる。これが拘縮となって腰痛になるわけである。S字状カーブの場合は脳の重さを骨格の方向(体幹と言ってもいい)で捕らえるので周囲の筋肉の負担は最小限で済む。
わかりやすい図にしてみた、多分こういう感じなのだろう。
では骨盤を前傾させ、S字状カーブの脊椎を保つというのはどのような状態か?腰痛専門のドクターがおっしゃっていたのが「張り胸、プリけつ」である。お尻がぷりっと出ていて、胸を張り、あごを引いて30m程前方を見る、この歩き方が正しい歩き方なのである。
骨盤を前傾させるための体操もあって、試してみたのだがどうも実感が無い。そうしているうちに健康雑誌に腰紐健康法というのが載っていた。試してみたら簡単にこの理想的な姿勢がとれるのだ。腰紐をしっかりしたバンドに替え、バックルで着脱や調節を簡単にしたものが歩行用に最適なものであることが分かった。2mのバックル式荷締めバンドはホームセンターなどで600円ぐらいで手に入る。これで骨盤の前傾とS字状カーブはできるので、あとはあごを引いて目線を30m程度に為れば良いだけである。
つづく
【今日のじょん】何を見ているのでしょうか?
堤防のススキの間にちょっとした違和感がある。ヌートリアだかイタチだかタヌキだかの通り道なのだ。なんか臭いがしてんだろうなあ。
2016.7.8(金)雨 楽しい腰痛(51)は2016.7.4
じょんのび歩行 解説編-1
(1)正しい歩行とは
歩行を勧める説の多くに1日1万歩というのをよく聞く。どうやら消費カロリーの計算をしてダイエットのためにはこれだけ歩くというものらしい。1万歩というきりの良さも手伝って定着しているようだが、最近では「1万歩は駄目、8千歩にしなさい」なんて説も出てきている。わたしはどちらもナンセンスと思う。たとえダイエットのためだとしても歩数でどうこうするのはいかがなものか。人は体のつくりもメタボの度合いも食生活も体格も体力も千差万別なのだから、何歩歩けば効果があるというようなことは決められない。1日何歩歩かなければと決めたばかりに歩行の効果が得られないばかりか、体を壊してしまうことだってあり得るのだ。
綾部市では万歩計を貸してくれる。わたしの30分歩は3,700歩である。
それではじょんのび歩行では20分だの30分だの書いているじゃないかと言われそうだが、これはあくまで目安として書いただけで、それ以外に何の意味も無いのである。つまり本当のところは何分でも何歩でもいい自分が気持ちよく歩ける時間と歩数でいいのだ。要は正しい歩き方をすることが重要で、正しい歩き方さえすれば5分でも千歩でも効果はあろうと言うことである。逆に正しくない歩き方をすればたとえ何万歩歩いたところで、それは故障の原因にしかならないと言うことである。 それでは正しい歩き方とはいかなるものだろう。つづく
【今日のじょん】いつものようにプールに行こうと思ったら、雨模様で涼しそうだ。いつもならお留守番なんだが、こんな日ぐらいはつれていってやろーと情けをかけてしまった。喜んでいるじょんを車に置いて食事を済ます。車に帰ると、ちょっと暑いんじゃないの?水泳だと二時間はこの状態で過ごすわけだ。てなわけで水泳は中止、芝生広場で遊んで終わりということになった。やっぱ夏の間は車中待機は無理みたい。情けはじょんのためならず、、、、
てなわけで久々の芝生広場を楽しんだのだ。
2016.7.7(木)晴れ
当方梅雨明け宣言はなされないのだが、しっかり夏が来てしまった。といっても田舎のこととて猛暑日にもならずたいしたこともないのだが、慣れというのは怖ろしいものでそれなりに暑さを感じ弱っている。先日京都に行ったときには「よくこんなところで暮らしていたな-」と思うぐらい暑かった。北海道の人が暑がるのと同じで、暑さ寒さは絶対温度でははかれないものがある。
先日「じょんのび歩行マニュアル」を公開したが、これから始める方にとっては最悪の時期のようだ。暑さの中を嫌々やっても効果が得られないので、朝夕に歩くか室内で工夫するなどしていただきたい。さて、わたしはというといかに快適に過ごすかという工夫を重ねている。
じょんのび歩行については早朝に歩くことは不可能なので、10時頃スタートになっているがこの頃はもう太陽ぎらぎらで暑いことこの上ない。汗をかくことを覚悟でというより汗を楽しむという感覚で歩いている。そのためズボンは麻混のぺらぺらズボン、上衣は面のポロシャツ、そして麦わら帽子が最適。メッシュのキャップをかぶるときもあるが、その際は首筋を日光から守るため日よけを買ってきた。本当はタオルかガーゼでいいんだけど、なんとなくおしゃれに振る舞いたいとミズノの製品を買ったわけ。
そして例年言っているのだけど、運動や作業のあとのシャワーこそ夏の醍醐味である。クールタイプのボディウオッシュやシャンプー、シャワー後のパウダーなどにはずいぶん気を遣っている。
特に最高の製品であったニチバンのブルーキックが廃番になってその代替え品がない。いろんなパウダーを使っているのだが、それに変わるものは出てこない。ボディシャンプーもシーブリーズのスーパークールの詰め替えを買ってきたのだがどうも使用感がいまいち。シャンプーもサクセスのエクストラクールの名に惹かれて買ってしまったが、やはりトニックシャンプーのほうが刺激があったなあと思っている。てなわけで入浴グッズには懲りにこってるのだが、満足する製品には巡り会えない。
後ろの列は使用済みの商品、ブルーキックは絶品だった。
今年は猛暑が予想されている、よしず、うちわ、扇子、サンダル、花火、行水、氷など昔ながらのアイテムで暑さをたのしもうではないデスカ。
【今日のじょん】何を見てるのでしょうか?鹿って斜面があればよじ登る習性があるみたい。資材置き場の真砂土の山に残された足跡。