嵐の前の休日

　来週の山響定期はブルックナーの一番という難曲を抱えています。しかし今日からの三連休のうち、二日間は山形Qの練習＆本番が。なので両プログラム共々、今日一日で可能な限り個人練習を詰めておきたいところです。

　しかし今日はまず、美容院に行かねばなりません。しばらく仕事やら山形Qやら自動車学校やらに忙殺され、すっかり行きそびれていたので、これを逃すといつになるかわかりません。朝一で出かけて参りました。

　髪をカットし、「よし。さっさと帰って練習せねば。。。」と思い足早に歩いていると、七日町大通りの様子が行きとは随分違って大混雑です。そう、今日は花笠祭りの前日で、出店が立ち並んでいたのです。

　花笠は見た事がありますが、出店は初めてです。帰りの道すがらちょっと見るくらいは構わないだろう、と辺りをキョロキョロ。おお！野菜も売っているではありませんか！！

　「今朝の採りたて！キュウリとナス、どちらも四本で百円！！」、、、なんですって？？安いじゃないですか！「それ両方下さい！！」

　そして10メートルも歩かないうちに「にんにく　３つで百円」の文字が飛び込んで来ます。これも素通りできずに寄り道。「はい、少しおまけしておくよ」「ありがとうございます！！」

　さらに先には赤く熟したトマトの顔が。誰か私を止めて下さい。。。。。かくして嵐の前の休日は過ぎて行くのでした。

金子みすず

　今日は歌と共演のコンサート。後半は金子みすず歌曲集「ほしとたんぽぽ」で、あらためて彼女の詩の素晴らしさに感じ入りました。

　金子みすずの生涯は、なんと26歳の若さで自殺を遂げるという痛ましい終わり方でしたが、　残された詩に込められた魂は、今も脈々と受け継がれています。

　動植物ばかりか、雪や土など、全てのものへの深い愛情が溢れているみすずの詩。まだ読んだこののない方は是非ご一読を。

深夜の非常ベル 非常事態その２

　今日も一日良く働いた、、、と、就寝準備に取りかかり始めた真夜中。突然！！非常ベルが鳴り響きました。けたたましい、巨大な目覚まし時計のような音です。

　さて、非常ベルと聞いて真っ先に思い浮かぶのはやはり火事ではないでしょうか。すわ、まさか火事！？どこから鳴っているのかわかりませんが、慌ててベランダに出て外の様子を窺います。階下、階上を見渡しますが、特別何かが焼けるような音やにおいは感じられません。しかしまだ大事になっていないだけで、風向きなどの関係で、わからないところで火災が進行している可能性が疑われます。

　そこでまず、様子を見るため、貴重品をいれた手荷物とヴァイオリンケースを抱えて外へ。一応階段を使います。

　外は、、、誰一人騒いでいませんでした。というか、人気も火の気も全く感じられません。どうやらベルは、私の住むマンションではなく、近所の立体駐車場から鳴っているようです。「なんだ、、、ウチじゃないのか。しかも火事じゃなさそうだし。誰も出て来ないし、とりあえず戻るか。。。」と、ひとまず部屋に戻りました。

　しかしベルは止みません。火事じゃないということは防犯ベル？例えば駐車場で誰かが襲われてベルを押したとか？？でも商業施設の駐車場だから、人がいるはずないんだけど。こういう時はどうしたら良いのか。。。。これは良き市民としては、生まれて初めての110番通報をするべきなのだろうか。でも電話している間にベルが止んだら、悪戯だと思われそうで嫌だな。。。イヤイヤ、もしここで誰かの命に関わるようなことになっていたら。。。。

　悶々としつつ、よし、あと一分待って何も状況が変わらなかったら110番通報しよう！と覚悟をきめたその時、駐車場の一階に警官が現れました。何やら他の警官としゃべりながら辺りを調査しているようです。どなたか通報して下さったのでしょうか。助かった。。。。と言うべきなのかどうかわかりませんが、力が抜けました。

　ほどなくベルもやみ、とりあえず一件落着。しかし非常ベル、鳴ってもいざとなると、どう行動して良いものかわからないものですね。一体他の住人は何をしていたのだろう、気付かず寝ていたのかしらと、少々不思議な気がします。義務教育の学級活動の中ででも、「家で非常ベルが鳴った時の対処法」なんてものをきちんと教えるべきなんじゃなかろうか、と一人思いあぐねながら床につきました。

湯の浜温泉

仕事で鶴岡の湯の浜温泉に。演奏会場となる旅館、「亀や」さんの入り口付近では、源泉を飲めるようになっていました。塩気が感じられるのは、やはり海岸近くだからなのでしょうか。山形は本当に温泉の宝庫ですね！