知人からチケットを格安で売って頂いた、山形美術館での企画展が、気付けばもうすぐ最終日。なんとかして行かなければと思いながら、行ける日がちっとも見当たらず、ええい、もうこの日以外はない!!と出かけて来ました、仕事で中新田へ行く直前。そして最終日前日でした。
館内滞在時間は約40分。美術展を見るのに、これほど短い時間しか費やさなかったのは初めてです。作品の説明書きも読んだり読まなかったり、読んだものもほとんど斜め読みという適当さ。おかげ様で、「鑑賞」したと言える作品はほんの数点ながら、とりあえず「一通り見た」とは言えるでしょう。
今回の展示は日本近代絵画を俯瞰するにはぴったりの展示内容だったと思います。以前美術館でアルバイトをしていた時、日本美術院展というものがあったと記憶していますが、そこで紹介されていた画家とかなり重なっていたようです。しかしただ単に日本画壇を代表する作家の絵画というだけでなく、岸田劉生の「毛糸肩掛せる麗子像」、藤田嗣治の「大地」(大作です!)をはじめ、その作家らしさがよく出たものばかりが集められていました。
もう展示期間は終了してしまったので、残念ながら「是非見に行って下さい」とは言えませんが、興味のある方は広島県廿日市市にある「ウッドワン美術館」に足を運んでみるのも良いのではないでしょうか。建材メーカー、ウッドワンが集めた美術品は、今回の展示会の作品以外にも、陶磁器やガラスの名品も多く所蔵しているようですよ!