常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

雪まろげ

2012年01月21日 | 季節の便り

雪うさぎ

久し振りに30センチ近い積雪があった。

大雪は行動が制約される直接的な問題もあるけれど、雪がもたらす恩恵は計り知れない。

雪の純白が良い 純白の雪の中で全社集会が開催された、全社員が一同に会するのはこのときだけである。

若い人は屈託ない、飲んで食べて気勢を上げてとにかく元気がいい。

早めに辞し、帰ってから雪うさぎを作った、形はどうあれ紅い南天の実を付けると、猪が即座に兎に変身するから不思議である。

 

 

 

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冬が動き始めた

2012年01月20日 | 季節の便り

昨日業界の集まりで東京へ

業界も世代交代が進んで、通常の会議には出番がなくなった。

そんな中で賀詞交歓会は、唯一残された化石達の社交場である。

会場の東京丸の内東京会館には老若約700人が集まった。

帰りの時刻を気にしながら、ごった返す人ごみの中から数少ない旧知を探し当て歓談した。

死んでしまった人、大病から復活した人、1年という時間内に多くのドラマが展開し、閉じられていた。

10時40分頃帰着した松本は細かな雪が降り始め、停滞していた暗い冬がようやく動き始めたと思った。

 

 

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信濃路

2012年01月19日 | 季節の便り

昨日所用で諏訪湖のほとりを通った。

短日の太陽が沈んだ空が黄金色に夕焼けし、空が諏訪湖の薄い氷に反射して、あたり一面妙に騒がしい感じに染まった。

一つの目的は、一時とん挫したが、この絆を次の機会まで持ち続けようと誓い合って、ある会合が締められた。

春はまだ先だろう。

「信濃路はいつ春にならん夕づく日入りてしまらく黄なる空の色」  島木赤彦

 

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モルゲンロートを探しに

2012年01月18日 | 季節の便り

                                  爺が岳          鹿島槍

放射冷却により冷え込んだ朝、モルゲンロートを探しに鹿島槍の見えるスポットを目指した。

空は雲ひとつない快晴なのだが、厳寒の透明感は無かった。

待ち構えていた瞬間 雪山の際立ちに鋭さが無く、発色も極めて薄い。

次の機会を待つことにした。

                                     針の木

 

 

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一石二鳥

2012年01月17日 | 季節の便り

蔓紫(ツルムラサキ)

ツルムラサキは熱帯の野菜?なので寒さに弱い、一度霜に当てると茹だったように張りをなくして凍死する。

ためしに鉢に移植し、室内に取り込むと冬でもスクスクと成長した。

名前にムラサキを冠する由来は、原種の蔓が紫色をしていたことによる。

野菜としての品種改良が進み、蔓が緑色に変わり、気になっていた青臭さがなくなり食べやすくなったという。

また いつも葉の新鮮なみどりが嬉しい。オリズルランを下草にして観葉植物に仕立て、週に一度葉を1枚採取して味噌汁に浮かべる。

蔓紫には誠に迷惑な一石二鳥である。

 

 

 

 

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鬼胡桃の葉痕

2012年01月16日 | 季節の便り

葉痕

作った書類や、配布された書類を、割とこまめに保存してきた。

昨今少しずつ身辺の片付けを始めている。

書類は可燃ごみ収集車にファイルごと渡してしまう方法もありるけれど気が進まない。

㊙ではないけれど当事者以外に見られたくない物もあるから自分で焼却するに限る。

防火の事を考え、雪が降った畑で焼くことにして物置に積んでおいた。

適度の積雪があったので、風のない朝のうちに、四輪駆動の軽トラックで雪道を畑に運んだ。

枯れ枝を集めて充分火種を作ってから、その上に印刷物を積み上げた。

印刷物 特に冊子は燃えにくいものだ。時間をかけてじっくり蒸し焼きにする。

待つ間 山添えの道を歩きながら冬木立の葉痕を観察した。

 

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枇杷の花を守るラッピング

2012年01月15日 | 季節の便り

雪景色

ヒヨドリ対策 寒冷紗で囲った枇杷の花

野山が雪で包まれると野鳥が庭先までやってくる。

果物を木に吊るしたり、穀物を撒いて遠来の客を歓待する。

しかし、ここだけは客人に立入って欲しくない聖域がある。

雪の朝、今年も枇杷の花を食い荒らすヒヨドリが大挙して押し寄せてきた。

自衛対策をしないと、6月の甘露な果物は壊滅する。

熟慮の末、数メートルの木全体を寒冷紗で包んだ。

頭で考えるほど簡単ではなかったがなんとかラッピングを終えた。

しかし鳥が潜り込むほどの隙間は数え切れないほどできている。

賢いヒヨドリは、その隙間が彼らを生け捕りにする罠と早とちりして、今後近寄らないだろう。

 

 

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防護フェンス効果追跡

2012年01月14日 | 防護フェンス

 新雪に残された足跡

程良い積雪があった、鹿防護フェンスの効果を確認する好機である。

驚いた事に人間領域の雪原におびただしい鹿の足跡が残されていた。

フェンスに沿って歩いてみた、人間領域側に獣の足跡が続いている、何処からか迷いこんだ獣が、山に帰るためにフェンスに沿って歩いたのだろう。

フェンスの設置区間を念入りに観察したのだが、鹿がフェンスを飛び越えて人間領域に侵入した形跡は確認できなかった。

何処から侵入したのだろう。

(隣町会まで続いている足跡)

足跡を追跡すると隣の町会に続いていた、フェンスを効率よく構築する都合で、広い範囲の山林を人間領域に取り込んだ。

どうも鹿はその山林を棲家とし夜な夜な出没しているらしい。

暖かくなる前に、2町会が合同で人間領域にすむ鹿の追放を計画している。

山林を人が取り囲み、あけ放したフェンスの門扉に向かって誘導し、鹿を彼らの領域に追放する。

 

 

 

 

 

 

 

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土引き(馬に引かせて奥山から材木を出す)

2012年01月13日 | 季節の便り

凍てつく小川

昔昔 ここも林業が盛んだった。

伐採された材木は馬に引かせて山を降り、麓の県道から四輪荷馬車に積んで町の製材所に運ばれた。

山からの切り出しが冬季に集中したのは、冬季伐採材が市場で喜ばれたかららしい。

重量級の黒馬が引く、太い材木の列が、馬方の掛け声と共に地響きを立てて動き出す。

凍てつく寒気の中に噴き出す馬の鼻息は蒸気機関車を思わせた。

 

 

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雪山を眺めながら春を待つ

2012年01月12日 | 常念100景

雪雲が吹き払われて新雪の山嶺が姿をあらわした。

雪山は厳しさを増して更に美しくなり、寒気に耐えながら春を待つ心の慰めになる。

日没時間は最も早い12月初旬に比べ既に20分程遅くなった。

日の出も今日で底を脱し、明日から日毎に1分程度早くなる。

太陽の温かさの指標となる高度も冬至のころより1.6度上昇した。

天地は確実に春に向かって動き出している。

 

 

 

 

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