常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

熊 観光客を襲う

2009年09月20日 | 季節の便り
オリヅルラン

昨日乗鞍岳で熊が観光客らを襲ったというニュースが流れた。
私が住んでいる周辺で熊はもう過去の野生動物と思われている。
しかし最近まで熊は身近に生息していた、冬眠に備えて人里近くを徘徊し食物を漁った。
特に山の木の実や、果実が不作な年には、人家の近くで目撃される件数が多かった。
朝起きると庭先の柿の大木に熊が登った形跡が生々しく残されていたことを覚えている。
夜なかに目覚めた時、障子一枚隔てた闇の中から、唸り声をあげて襲いかかる熊の恐怖に震えた。
そんな熊の脅威が薄れ、昨今ではもう遠い昔話になっていた。
しかし 一度たりとも熊が人家を襲ったという事実は聞かなかった。
乗鞍ではいったい何があったのだろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロッセル塩 解けた謎

2009年09月19日 | 季節の便り
ウコン花


解けた謎
戦争末期校庭に山ブドウのつるがうず高く積み上げられて、つるを煮出した液体から何やら抽出していた光景を見た。
その産物は酒石酸といった、国民学校1年か2年生の記憶である、酒石酸という難しい名前を覚えていることすら不思議なことなのだけれど、国のための機密の任務らしいという強烈なインパクトがあったからだろう。

圧電素子という面白い性質を持つ物質がある、この物質に電気を流すとわずかに伸縮し、力を加えると物質に電気が発生する。
判り易く言えば音を電気に変え、電気を音に変えるすぐれた特性を持っている。

この特性を持つ代表的なものはロッセル塩結晶で、一時期マイクロフォンや、スピーカに盛んに使用され、私は就職先で扱った補聴器によってその存在を知った。

昨日 補聴器に関連する研究所の所内報で偶然その記事を目にした。
理科学分野で著名なその研究所は圧電素子の研究では群を抜いていたらしい
戦時下 日本軍は水中音響センサーとして良質の圧電素子、中でもロッセル塩の結晶を切望しており、研究所に協力を求めてきた

当時ロッセル塩はワインの製造過程の副産物である酒石酸を精製して作っていた、煎じつめればブドウが原料であったという。

敵の潜水艦の行動を探査する、水中マイクロフォンの肝心な部分は、あの校庭の得体のしれない液体から生成された酒石酸だったのだ。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スピーカーボックス

2009年09月18日 | 季節の便り
労作?

何ヶ月もかけてようやく完成したスピーカーボックスである。
先日母校に持ち込んでアンプに接続し音を聞かせてもらった。
期待にたがわずなんとも心地よい音が溢れ出た。
8センチのスピーカーから出る音とは思えない。
電装品を早く整備してパソコンにつなぎベートーベンを聞こう
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お山は秋晴れ

2009年09月17日 | 常念100景


夜明け前 金星に釣りあげられて、髪の毛のように細い月が東の空にあった。
二十八日の月である。
目を凝らすと、見えない月の輪郭に沿って、淡い光の輪が滲んでいた。
気ぜわしく短い夏が終わって、何かをやり残した様な焦燥がしきりと襲ってくる季節である。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

残り露

2009年09月16日 | 季節の便り
ホウズキ

 昨夜 雨がぱらついて残露が葉を濡らしているホウズキに、花のように赤い紅が差してきた。
 ホウズキは女の子達のの楽しい玩具であった。
中身を丁寧に抜き取った実を口に含んで鳴らしたり、紅い実を顔に見たてた人形を作ったりしたして日がな遊んだ。
 
 松工定時制閉過程記念事業に対して大口寄付の申し出があり話が進行している。
寄付者は卒業後起業し、一部上場を果たした同窓生である。
こんな風雲児がいたとは全く知らなかった。なんともありがたい話である。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

滋養、健康、美容の素

2009年09月15日 | 季節の便り
サルナシ


サルナシ酒

サルナシを収穫し焼酎に漬けた3か月ほどで表題の効果が出る果実酒ができる。
新型インフルの予防効果も期待できるかも?
完熟したサルナシは美味しいけれど、動物や鳥が狙っているから人の口にはめったに入らない。青い内に収穫して2、3日貯蔵すると熟成して生食できる。
果実酒の他にジャムに加工することもできるが、原料のサルナシを確保することが難しい。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヤマボウシ 回想

2009年09月14日 | 季節の便り


松本工業定時制閉過程記念式典出席の呼びかけに、同級生の娘さんから返信が届いた。
「式典のお知らせありがとうございます。
父は平成10年9月18日がんのため亡くなりました。
生きていたら喜んで出席していたと思いますが残念です。
皆様によろしくお伝え下さい」
50年という歳月を重く感じた。

クールビズは終わり、今日から秋の支度で出勤





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

紫外線

2009年09月13日 | 季節の便り
シュウメイギク

晴れ渡った空から強烈な紫外線が放射され、鍔付き布ハットを通過して被曝された。野球応援から帰って一休みして起きたら、顔や腕ががピリピリする。
こんなヤワではなかったはずなのにヤレヤレである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

力投及ばず

2009年09月13日 | 季節の便り
塩尻球場へ太郎の応援に出かけた。
初回 振り逃げを許して動揺したのか、二死から走者二人を置いて5番打者にレフトスタンドに運ばれた。
2回に打撃妨害で二者の進塁があり2点を失った、以後毎回ランナーを背負う苦しいピッチングを続けたが要所要所を締めて追加点を阻んだ、8回からのマウンドを救援投手に譲った。
味方打線にいま一つの爆発力がなく、再三のチャンスをつぶした、結局試合は5:3で惜敗した。
打撃で太郎は3打数2安打と気を吐いた。

<ahref="http://">

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨乞い

2009年09月12日 | 季節の便り
きつねの剃刀

彼岸花に先駆けて狐の剃刀が咲いた。
昨日の朝 重い腰を上げて、池に揚水ポンプを設置した、庭木が水不足から元気がなくなって、特に大枚をはたいたシャクナゲが葉を落とし始めた。
設置と言っても、ポンプを池に放り込んでホースを延長するだけの作業だけれど、切羽詰まらないと動かない悪い性分である。
弱ったシャクナゲの根元にホースを括りつけて灌水を始めた、それこそ乾いた砂に水をまく例えである。
これで高価な?シャクナゲは生き返るだろうと思った。
今日は朝から雨降りで、昨日の灌水が雨乞いに連なったらしい、太郎の野球も中止で、私は宿題のスピーカーボックスの制作に励んだ。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする