福寿草
以前 少ない農地を有効に使うために水田の裏作に麦を作った。
多分こうして食料の自給率を上げたのだろう、現在行われている水田の作付け制限など国賊者である。
土地を2倍に使うのだから当然農作業も厳しくなる。
猫の手も借りたいほどだから子供は貴重な労働力である。
この時期麦踏みに狩り出された。
霜柱で浮き上がった麦の根を踏みつけて安定させるのが目的である。
軽作業ではあるが隙間なく踏みつけるには根気がいる。
風はまだ冷たいから頬被りをして日が落ちるまで踏んだ。
学校の課外授業としても麦踏みがあったように思う。