常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

2月16日の常念

2007年02月16日 | 常念100景
桜並木の枝越しに晴れ渡った常念が光っている。
如月らしくー5℃と冷え込んだ朝、久しぶりの寒気に身が引き締まる。
雪が消えた庭に霜柱が立っている。
暖機運転していた車内は暖かい。一枚の膝掛けで済むものをなんという無駄使い。
廃食用油を資源化したバイオ燃料で、一部の松本市公用トラックが動いているという。バイオ燃料は硫黄酸化物の排出は少ないが、燃費は化石燃料に比べると落ちるようだ。
二酸化炭素の排出量は化石燃料とほぼ同じであるが、これは廃油を焼却炉で燃焼させても発生するのだから、バイオ燃料は地球環境に優しい燃料といえるだろう。


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春一番

2007年02月15日 | 季節の便り
4期16年勤めた地元選出の市議会議員が今期限りで引退する。
この地区から議員さんは途絶えることになるだろう。
とうとう一人の議員すら擁立できない過疎地になってしまった。
しかし 本当に地元選出議員がいないと、万事不利になるのだろうか?
「いないより、いたほうが良い」程度のことと聞いたことがある。
列島を春の嵐が吹き荒れて、白木蓮の毛皮を思わせるつぼみがつややかだ。
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小波立つ諏訪湖

2007年02月14日 | 季節の便り
70歳を迎える少年少女が恩師一人を交えて、諏訪湖を見下ろすホテルに集結した。
70という顔に刻まれた年輪は、経過した時間の中で、圧縮されたり誇張されたりしていはいるが、あのころと何一つとして変わっていないようにも思える。
例年厚い氷に閉ざされるはずの湖は、今年一度も結氷することはなかったという。
湖畔の並木が雨に濡れて、こころなしか緑めいて見える。
少なくとも今日は「湖の氷はとけてなおさむし 三日月の影波にうつろう」(島木赤彦)という風情ではなかった。

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セリ摘み

2007年02月13日 | 季節の便り
近くに地下水が湧き出る湿地帯があって、支那セリが群生していた。
日差しに春が感じられるようになると、少し伸びたセリの新芽を摘みに行った。
緑が新鮮であったことが印象に残っている。
セリはクレソンにごく近い野生種だったように思う。
流れの底にいつも泥鰌がいた。
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春告草

2007年02月12日 | 季節の便り
落葉の間から一年ぶりに覗いた福寿草は、落葉と見分けがつかないほど地味である。
福寿草を見ると、暗い冬の間夢みていた雑木林の落葉を踏み鳴らして歩く日が近づいたことにホッとする。
春はその顔を見るまではいつも不安である。

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谷間の明暗

2007年02月11日 | 季節の便り
日めくりを使っている
2月11日は建国記念日「知恵を絞って人の三倍働こう」と書いてある。
「頭と体を使いなさい」と「同じ労力で3倍の効果が出るように頭を使いなさい」の両方に取れる。私には両方とも必要だ。
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マンサク 季節は気まぐれ

2007年02月10日 | 季節の便り
マンサクが咲いて春が動き出した。
もう寒い冬は戻らないだろうと安堵した途端に、強烈な寒波に見舞われることは二月の習いである。
季節はいつも気まぐれだけれど、冬から夏に飛ぶようなことはしない。
珍しいことに今年のマンサクは枯れ葉を付けたまま冬を越し花が咲いた。
この枯れ葉をいつ落とすのだろう。
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唐松 松毬

2007年02月09日 | 季節の便り
善意の行動を、悪意と曲解されてしまうことが往々にしてある。
「感謝されるべき行動が、憎悪の対象となるのだからたまらない」と言ったら
「日常の性悪が根底にあるのだから、疑われても仕方ないのだ」と切り替えされた。それもそうだ。
 南風が吹いて暖かい日が続く。
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高台から望む常念

2007年02月08日 | 常念100景
高台に上ると、川の右岸に日当たりの良い傾斜地が連なって見える。
山辺葡萄の産地である。
一方 左岸一帯は同じ傾斜地でも、冬の日当たりはすこぶる悪い。
日当たりの良い住人は、対岸の雪に覆われた集落を見て、顔をしかめて背を丸める。
他方 日陰の住人は、対岸の暖かそうな日当たりを見て、にこやかに背筋を伸ばす。
日なたより、日陰に美人が多いのは、こういう理由だと聞いたことがある
しかし 春彼岸を境にこの関係は逆転する、私が暮らす左岸は夏の日照時間がどこよりも長くなる。
夏の日照時間と美人の関係は聞き漏らした。
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街の灯り

2007年02月07日 | 季節の便り
ここから、市街地の中心まで4キロ、歩いて約1時間の距離である。
子供のころはひたすら歩いた。
縦列行進で進む学校行事への参加、頭から砂埃を被りながら、未舗装の道を下駄で歩いた。
今月13日 齢70歳に届く面々が上諏訪温泉に集結する。
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