常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

ふきのとう

2007年02月27日 | 季節の便り
 雪国の山では背丈を越す積雪が一気に解けて、黒い土から柔らかいふきのとうが一斉に顔を出す。それは採っても採っても採りきれないほどだという。
 それも楽しいだろう、しかし冷たい風に吹かれながら、土手の斜面で枯れた蕗の葉を頼りに探すのも早春の楽しみである。
 えぐ味が強く、独特な香りに満ち満ちて、それだけを食べると、通人以外は顔をしかめるかもしれない。
 それでも疑いなく、体で覚えた春の香りと味覚である。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする