常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

花いかだ

2006年06月19日 | 季節の便り
午後激しい雨があり、雨どいから溢れた水は滝のように暴走した。
安全を確保された空間から、飛沫が視界を遮るような自然を満喫し、癒される
やがて雨は潮が引くように東方に移っていった。
薄日が射した水面を、叩き落されたつつじがゆっくりと流れる。
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山男の死とドクダミの花

2006年06月18日 | 季節の便り
上高地音楽祭がテレビで中継されていた。
山の賛歌が何曲も梓川から穂高の連峰に響いいたことだろう。
私の姪の主人は数年前の5月、残雪の剣岳で五百メートル滑落して若い命を落とした。
彼は幼い二人の子供の為にこれを最後の登山ときめていたらしい。
同行のパーティに「アッ」という小さな叫びを残して、矢の様に谷に吸い込まれていったという。
岩と氷にもまれた遺体は肉親とまともに対面ができる状態ではなく、弟が一人、愛娘の亭主の悲惨な死に、哀しみと怒りをこらえて立ち会った。
上高地からの放送が終わって外に出ると、白く浮き出すようにドクダミが咲いていた。





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草原の ルビー 蛇イチゴ

2006年06月17日 | 季節の便り
草叢の紅い蛇イチゴを見ると、大粒のルビーを口にくわえて緑の草原を滑るように進んでゆく白蛇を連想する。
そんな景色が実在するはずもないし、蛇がイチゴを食することも考えられない。
しかし そんな神秘的な美しさが迫ってくるような紅色である。
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矢車草

2006年06月16日 | 季節の便り
梅雨の東京へ、都内に入ると、住宅の庭にびわの実がたわわに色づいているのがあちこちで目に付いた。
ここ松本の山家では望むべきもない。
矢車草の澄んだ色彩はここだけのもの
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6月14日 入日

2006年06月15日 | 季節の便り
厚いもやに阻まれて山並の輪郭すら見ることができない。
日没の瞬間 日輪の中に山容が現れる。
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あさ雲 

2006年06月14日 | 季節の便り
朝から湿度と気温が上がって梅雨本番の兆しである。
旭が雲を染め、小鳥のさえずりの中に夜が明ける。
2ヶ月前の庭の木立の装いを思うと、その変化の多様さに驚く。


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癌と紅い孔雀サボテン

2006年06月13日 | 季節の便り
最近親戚、知人の2人が悪病で入院加療中である。
加齢とともに癌に冒されるのは医学的に見て極く自然の成り行きだという。
また 人の死も避けられない摂理である。
それなら もし何らかの方法で平静に死を迎える事ができるなら、癌による死は理想的な臨終ではないかと思う。
それは比較的正確に残された時間を知る事ができるからである。
残された時間は1ヶ月でも、半年でも、3年でもいい、その時間をどう使うかで、その人の一生の価値が決まるのではないかと思う。
癌に戦いを挑み、肉体をすり減らし壮絶に戦死するか、それとも癌と共存し残された時間を有効に使いながら、枯木が倒れるような人生を終わるか、私は後者を選びたい。
医学関係者に対して、平静に死を迎え入れる何らかの方法を確立することは、癌の早期発見早期治療に優るとも劣らない重要課題であることを訴えたい。
身近な人が近く迎えるであろう死について、そんなことを考えた。
今年も孔雀サボテンが雑草の緑に映えている。
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きつつきの巣穴

2006年06月12日 | 季節の便り
二羽のきつつきがやってきて、梅の古木の幹の枯れた部分をつつき始めたと・
二羽は変わりばんこに休みなく木屑を散らしながら掘り続けたと・
夕方には写真のような巣穴完成したと・
それっきり今日まで3日、きつつきの姿は見えなくなったと・
別の条件の良い場所に移ったかもしれないが、ある日突然雛が穴から顔をのぞかせるかもしれないから、巣穴の中は覗かない。
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野あやめ 

2006年06月12日 | 季節の便り
田んぼの畦道の草刈りは子供の仕事、一握りずつ鎌で刈り取った。
刈り取った跡が、掃いたようにきれいに仕上げるのは案外難しい。
雑草の中に咲く野あやめは刈り取らずに残した。
休耕して久しい畦道に、そんな一株が今年も咲いた。
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フラワーバスケット

2006年06月11日 | 季節の便り
年に一度の花かごが届く日
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