常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

山男の死とドクダミの花

2006年06月18日 | 季節の便り
上高地音楽祭がテレビで中継されていた。
山の賛歌が何曲も梓川から穂高の連峰に響いいたことだろう。
私の姪の主人は数年前の5月、残雪の剣岳で五百メートル滑落して若い命を落とした。
彼は幼い二人の子供の為にこれを最後の登山ときめていたらしい。
同行のパーティに「アッ」という小さな叫びを残して、矢の様に谷に吸い込まれていったという。
岩と氷にもまれた遺体は肉親とまともに対面ができる状態ではなく、弟が一人、愛娘の亭主の悲惨な死に、哀しみと怒りをこらえて立ち会った。
上高地からの放送が終わって外に出ると、白く浮き出すようにドクダミが咲いていた。





コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 草原の ルビー 蛇イチゴ | トップ | 花いかだ »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
「山に祈る」 (hiro)
2006-06-18 23:36:02
なぜなぜ 山を憶(オモ)うのか 

なぜなぜ 山は神秘だから 山は神秘だから



なぜなぜ 山を慕うのか

なぜなぜ 山は優しいから 山は優しいから



なぜなぜ 山に挑むのか

なぜなぜ 山は厳しいから 山は厳しいから



怒(イカ)れば巨人となって

    人間の智恵をうち挫(クダ)き



ほほ笑めば 乙女となって  

ほほ笑めば 乙女となって  

汚(ケガ)れない愛を 愛を降りそそぐ

 

なぜなぜ 山に登るのか 

なぜなぜ 山がそこにあるから 山がそこにあるから

 <詞・曲 清水脩>



高校生の時に歌い、心を離れない歌です。

返信する
「山に祈る」 (hiro)
2006-06-18 23:40:15
「清水 脩 作詞・作曲」

と記入を忘れてしまいました。追加させて下さい。
返信する

コメントを投稿

季節の便り」カテゴリの最新記事