上雪が降って、晴れた朝の気温は真冬並みである。
夜明け前 南の山の端にさそり座が首を延して現れた、オリオンが西の空に姿を消すのを待っていたのだという。
雪をかぶって静かな裏山で梟が間隔をおいて鳴く 、ゴロスケと小さく鳴いて溜息のようにホーと吐きだす。
「雪はすべて覆い隠してくれるから好きです」と言った人がいた。
雪の灯りで書を読むことはともかくとして、この雪明りの光源はどこから来るのだろうと思う。
雪をろうそくの変わりにして雪洞(ぼんぼり)を作ったらどうだろう、紗布に包まれた雪が淡く光る様におもえてきた。
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