常念が見える部屋から

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季節の移ろいに写真を添えて発信します。

フォッサマグナ 糸魚川市へ

2009年11月16日 | 季節の便り
朝の虹 大荒れの予兆


帰路車中から写した白馬


市の公用バスに乗って新潟県糸魚川市に向かった。
糸魚川では防災にかかわる研修が目的とされ、地球の躍動を物語るフォッサマグナミュージアムを見学した。
「約1,200万年前、本州中央部は日本海と太平洋を結ぶ深い海峡(フォッサマグナ)の海底であった。その後の地殻変動による隆起や、海底火山の噴火、陸地からの滞積物により次第に浅くなりやがて陸地になった。松本市内の山岳地で鯨の化石が発見されるのはそのためである。」
理屈ではわかる気がするけれど、実感としてはどうもピンとこない。
大町市の市街地を抜けてほどなくバスは木崎湖、中綱湖、青子湖と続く仁科三湖を通過する、湖の蒼い水面とぼうぼうと枯れた葦の岸辺を左に見てひた走る。
かれこれ数十年も昔のことである、取引先の公立病院で懇意にしていただいたK先生の心中事件があった。
初冬の青木湖の葦原に続く小道に止められた車中であったらしい。
医師と患者の間の特殊な出来事は、当局の特別な取り計らいもあったのだろう一般に知られることなく終わった。私も詳しいことは知らない。
日本海岸の能漁港でまた海産物を買い込んで帰った。


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