常念が見える部屋から

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ケセランパサラン

2009年12月28日 | 季節の便り
木苺の棘に絡まったケセラン


「昔子供の頃、「これは、けさらんぱさらん、と言うんだよ」と教わり、自分の子供たちにも「けさらんぱさらん」と教えていた物が、実は「ガガイモ」が本名だとは…」とコメントがあった。
干した「イカ」が「スルメ」と呼ばれるように、空を漂うガガイモの綿毛を「ケセランパサラン」という。
本当は違うかもしれないが、私は便宜上そう整理している。
師走の乾燥した風が吹くと、放置された畑地の草藪や有刺鉄線に絡まっていた鞘が乾いて割れて、おびただしい数のケセランとパサランが優雅に飛び立ってゆく。
ごく稀に、開けた窓から部屋に迷い込むことがあって、捕まえようと近づくと、人の温もりですっと上昇し、対流に乗って外に出て行った。

 
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