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建国記念日

2010年02月11日 | 季節の便り
スポットライト


建国記念の日、戦時中は紀元節といった。
学校で式典があり、講堂に整列した全校生徒がオルガンの伴奏で「雲にそびえる高千穂」を歌った。それはおぼろではあるが今でも覚えている。
紀元節は授業は休みである、式典が終わると全員にX字型に交差した国旗が印刷された紙に包んだパン菓子が配られた。
パン菓子がよほど嬉しかったのだろう、学校から帰るとすぐ野良にいる父親に報告に走った光景を思い出すことができる。
それらはいつしか子供達に重なり、孫の姿にもオーバーラップしてくるのだけれど、その原点が紀元節のパン菓子に由来する事は間違いない。
小学校(国民学校)1年生か2年生の時である。
菓子というものが無く、甘いものに飢えきっていた子供たちにとって、小さく固いパン菓子は、明日の希望につながる虹のような存在だった。

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