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接ぎ木の達人

2009年01月08日 | 季節の便り

ヒヨドリジョウゴ


園芸家にとって接ぎ木や挿し木はとても便利な手法である。
旅先から楊枝か箸ほどの小枝を持ち帰るだけで、庭に同じものを育てることができる。
しかしながら、普通その活着率は極めて低いと言われている、私はいまだに接ぎ木で成功した例は一度もない。
近所に接ぎ木名人がいて、接ぎ木で増やしたという珍しい高価な庭木や果樹を何本かいただき、現在も育てている。
「コツを覚えたら簡単にできる、秘訣を伝授するから是非やりなさい」といわれて随分時がたつのだけれど、忙しさに紛れてまだ秘伝伝授は成就できないでいた。
達人は、竹に松を接ぎ木するのは不可能にしても、接ぎ木や挿し木が難しいといわれる植物を高い確率で成功させていたらしい。
その達人が昨夜亡くなった。
達人はスガレ(黒スズメバチ)追いの名人でもあった。
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