常念が見える部屋から

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季節の移ろいに写真を添えて発信します。

床下の住人

2010年07月28日 | 季節の便り
仕掛け
いかにも棒杭にトウモロコシが自然に実ったようにくくりつけた。



夕方子供のハクビシンを縁先の草むらで見かけた。
近づくと人の気配を感じてハクビシンは我が家に逃げ込むように縁の下に駆け込んだ。
母屋の床下で生まれた家族のようだ、一瞬であったがしなやかなしぐさが可愛いかった。
庭を素早く横切ってゆく親のハクビシンはちょくちょく見かけていたがまさか床下に住みついているとは思わなかった。
何とかその姿を写真に残そうと思いついたのがこの仕掛けである。
好物のトウモロコシを杭にくくりつけ、ソーラー灯を設置して、カメラを構えて待つ。
「危害を加えるつもりはないから安心して食べにおいで」と思いながら後ろめたさもある。
彼ら彼女らが農作物を食い荒らす張本人であることは間違いない。
友好的な関係は第三者には美談と写るかもしれないが、当事者は裏切り者と思うだろう。
それを知ってか知らずかハクビシンは現れなかった。



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