常念が見える部屋から

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季節の移ろいに写真を添えて発信します。

天岩戸が開いた

2013年02月05日 | 季節の便り

白木蓮

長い期間、日を遮っていた林の上に、太陽が突然ぬけ出して、世界は天岩戸が開いたように明るくなった。

白木蓮の毛皮のコートが眩しく光る。  万歳!!

勤務で大変お世話になった先輩のご子息に、私の近況をお知らせするメールを送った。

丁重な返信をいただき「本日2/4は父の命日です、もし生きていれば80歳になっています、健康に留意され是非長生きして下さい」と添えられていて、なんとも不思議な思いに駆られた。

時は半世紀以上も遡って、蔵造りの中の作業場にタイムスリップする。

X線装置に数万ボルトの電圧を伝える高圧ケーブルは、周囲を数センチ厚のゴムで絶縁されていた。

余談であるが、高圧ケーブルが実用化される以前、高電圧はむき出しで配線され、近寄ると髪の毛が逆立ったと聞いたことがある。

安全で便利なケーブルであるが、屈曲部が絶縁不良となる故障も多かった、故障したケーブルは切り詰め、熱で溶かした絶縁物を流し込んで再生する。

コンパウンドと呼ばれる絶縁物はコンロに架けられた鍋で溶解させる、この時独特の臭いが発散した。 懐かしい思い出である。

ご子息は現在 放射線科医師として縦横に活躍しておられる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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