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蕎麦刈り 後日譚

2012年10月29日 | 季節の便り

林立する蕎麦架(にご)

ざっと見て100キロの収穫が見込めるだろう

 

 

蕎麦刈りして1日を経過した昨日から、筋肉痛と思われる痛みが足腰に現れて、動作が甚だぎこちない。

蕎麦刈りは、腰を曲げて、左手で蕎麦をつかみ右手で鋸状の鎌を引きザックザックと刈り取る。

何十年振りの感触に浸りながら、1時間ほど刈り続けた。

最初は刈り取ったまま放置し、乾燥させる予定だったが、蕎麦の生育が良く草丈もあったので、小さく束ねて架を作り、乾燥させることになった。

ところが 結束用稲藁を使って、刈り取った蕎麦を一握り程の小束に束ねる作業は案外難しいところがある。

昔の農作業を経験した者でないと手際よく結束する事が出来ない。

昔取った杵柄から、刈り取りは若い人に任せて、結束作業に転向した。

腰にぶら下げた結束用稲藁束から3本ほど引き抜き、ひと束分の蕎麦を取り分けて、根元を揃えて、太ももの上で藁を二重にまわしてきゅっと締める。

最後は藁の両端を合わせて数回捩って、よじった部分を捩った根元に突っ込んで終わる。

完成まで、ほんの数秒である。素人はこうはいかない。

早い早いと煽てられて汗を流して頑張った、筋肉痛はその勲章である。

束ねた蕎麦は集めて蕎麦架を立てた。これで極上の蕎麦粉が保障される。

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