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白酒

2013年07月06日 | 季節の便り

 沙羅は花期の終わりが近づいて、花が明るくなった

花が終わると梅雨が明ける

北国を引っ張るようにしてきた季節が、もうすぐ北国を追いはじめる

いただいた 中国製白酒を開封した。

紅色の箱の中から、ずっしりと重量感のある白磁の丸壺が出てきた。

白酒 甘酒 雛祭りのイメージであるが、これはれっきとした蒸留酒でアルコール度38である。

湯や水及び他の液体と混合はせず、原酒を小杯に満たして一気に飲み干すのが作法らしい。

原料は高粱と小麦だという、開封すると、白酒の特徴といわれる甘い香りが漂った。

どちらかといえば焼酎に近いと思うのだが、38度の高濃度にも関わらず飲みやすい(舐めやすい)。

飲むときは「カンペイ」と云って一気に飲み干し、盃を傾けて飲み干したことを明らかにする義務がある。

小杯とはいえ38度である、ストレートの一気飲みはきついだろう。

私は舐めるようにして、それでも焼けるような口中の熱気を、氷水で冷やしながらたしなんだ。

「 田中さんは偉い」と見当はずれなことを思った。

 

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