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青い金平糖

2010年04月01日 | 季節の便り
福寿草の実り

ピカピカの一年生3人の入社があって、1週間の研修が始まった。
「会社の歴史と変革」と「医療機器の歴史」が私の受け持ちである。
歴史を語る古老という感じで、新しい話題を取り上げた。
『失われた身体の機能を人工的に取り戻す、その試みは古代エジプトの義歯にさかのぼるという。今高齢化する先進国で、医学と工学の比較優位を生かした成長分野と目されるのが、人工臓器を中心とする治療用の医療機器だ。しかし日本では、得意の「物づくり」が振るわず、欧米でごく普通の医療が患者に届くのも遅れる。欧米と日本のギャップはなぜ生まれるのか。』(「朝日新聞グローブ」第36号より)
を教材に人工臓器を中心に話を進めた。
話す本人が判っていないのだからおよそ察しはつくが、それでも若者は実に真面目に目を輝かせて話を聞いてくれた。
福寿草は実りの時を迎えた。



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2 コメント

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<ものづくり>が得意なはず (山形のM.O)
2010-04-02 06:59:04
<ものづくり>を下から支えるのは基礎科学ですが、予算を組む政治家が「一番でないとだめなんですか?!」と言って費用を削減しようとする。
つまり、他所の国に研究開発させておいて上前をはねればいいでしょうということだろう。お金で結果を買えば安上がり…か。
その一方で<理科離れ>とか<考える力の低下>が問題視されているが、国の舵とりは広い視野に立ちトータルで進めてほしいものです。
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Unknown (hi-kanai)
2010-04-07 09:18:21
山形M.O様
国内の医療機器市場は約2兆円と言われています。その約半分は輸入品です。
残念ですが、国内には輸入品に匹敵する性能を有する商品が存在しないのです。
本来 少数多品種が求められる医療機器は日本の得意分野なのではないかと常々思っています。
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