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東北の心 宮澤賢治の世界をうたう  朗読と歌と解説と

2011年07月01日 | 季節の便り

 

 東日本大震災復興支援「宮澤賢治の世界をうたう」を旧制松本高校の講堂で聞いた。

昨日の震度5強の翌日である、このめぐりあわせも偶然ではないかもしれない。

この古い木造の講堂はびくともしなかった。

「今日も余震があるかもしれません、でも昨日ぐらいの揺れなら心配いりません、皆さんどうか安心して下さい」

と主催者の田中先生が冒頭に云った。

想い入れ深い詩と童話の朗読に魅了された。

「永訣の朝」は聞くたびに新しい悲しみがわいてくる。

けふのうちに

とほくにいってしまふわたしのいもうとよ

みぞれがふっておもてはへんにあかるいのだ

(あめゆじゆとてちてけんじゃ)

うすあかくいっそう陰惨な雲から

みぞれはびちょびちょふってくる

(あめゆじゆとてちてけんじゃ)

 

 

 

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