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夏蕎麦の悲劇

2010年08月23日 | 季節の便り

5月から戸外に置いた鉢植えのハイビスカスが咲いた。

石垣島から枯れ木のような棒状の挿し木を購入し5年ほど経つ

猛暑に似合う花である。



日曜日 炎天下で蕎麦の収穫作業をした。
昨秋の収穫時にこぼれた実が見事に発芽し、6月末に白い花が畑一面に咲いた。
今年は大した苦労をせずに収穫できると、同好の士達は皆喜んだ。
その花が実ったので取り入れということになったのだ。
蕎麦畑は、背丈ほどに伸びた雑草畑に変わり、蕎麦の姿を覆い隠していた。
炎天下、蕎麦の紅い茎を探し出すように刈り取りを進めた。
32度を越える、いまどき日中の農作業は普通の人はやらない、長袖の作業衣を汗でぐっしょりと濡らして黙々とやった。
熱中症を慮って、水をのみ、塩をなめた。こんな過酷な労働は近頃例を見ない。良く耐えたものだ。
刈り取りが終わって脱穀に移った、しかし脱穀機の下にたまった収穫物がを握ってみると、手ごたえが無い。
6月の白い花はほとんど結実しなかったのである。
一同落胆し、疲れがどっと噴き出した。
12名が4時間かけた、炎天下の戦いの成果はまだ不明である、脱穀した実を乾燥選別して見なければわからない。

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