常念が見える部屋から

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季節の移ろいに写真を添えて発信します。

オオムラサキの揺り籠

2015年11月10日 | 日々のこと

諏訪社境内の榎が黄葉した。

榎は国蝶オオムラサキの食樹である。

8月に孵化した幼虫は榎の葉を食べて成長し、晩秋紅葉とともに地上に降りて、落葉の隙間などに隠れて越冬する。

以前 隼人君が初冬のころ、積もった落葉の中から、枯葉にしっかりと張り付いた幼虫を探し出して見せてくれた。

芽吹きとともに幼虫は樹上生活に戻り、さらに成長し6月ごろ蛹になり羽化するという。

二本角を持ち強面な面構えなれど所詮は青虫、落葉にくるまるとはいえこの姿で厳寒を生き延びるとは驚きである。

習作 ススキミミズク

 子供の頃、この境内の榎の近く、欅の古木があり初夏になるとその洞穴でミミズクが営巣し雛を育てていた。

 

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