常念が見える部屋から

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季節の移ろいに写真を添えて発信します。

村立山辺学校

2010年11月10日 | 季節の便り

 

ロシアの大統領がシベリアの冷たい風を連れて来た。朝のラジオ道路交通情報で凍結注意の呼びかけがあって、冬タイヤへの履き替えを考える。

昨夜の風で薬師堂の桜が落葉し、今朝の境内は異様に明るかった。

分厚く積もった落葉を踏んで参詣する、明治初期ここに学校があった。

悪戯した生徒がいつも門前に立たされていて、そこを通る親御さんは大変恥ずかしい思いをしたという。

 しばらくして地域住民が資金を集め山辺学校を建設した、前年開校した松本開智学校をモデルとした文明開化の香り高い外観であったが、乏しい資金事情を反映して節約を徹底した。

教室の窓は高価なガラスの変わりに障子紙が貼られたという。

小さな寒村住民の教育に寄せる、期待と熱意は旺盛だった。

 

 

 

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