常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

北窓の景色

2010年11月08日 | 季節の便り
北窓からの景色

ここは東西に流れる谷川の南側に位置しているから、地名は南方である。
小さな北窓から見える日当たりのよい対岸の一帯を桐原といい、地の利を生かした葡萄栽培が盛んである。
南方といっても南側に山を背負った北向きの斜面である、これからの季節では日照時間が著しく制限される。
北窓から見る対岸の冬は、いつもふくよかに日が当って茶の花が咲く暖かさである。
こちらの住人は、日に当たって輝くクヌギ林の温暖色を北窓から眺めて、心を暖かく冬を乗り越えた。
あちらの人は「南窓から見る対岸は、黒い針葉樹に雪が積り、生き物の気配が消えた冬景色で心が寒くなる」という。
私は日向の方を好むけれど、精神的にはどっちに暮した方がよいのか解らない。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする