常念が見える部屋から

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季節の移ろいに写真を添えて発信します。

三九郎の思い出

2008年12月16日 | 常念100景
12月16日常念



横棒をつける位置が段々高くなり、動くと主柱がたわみ揺れる、作業には両手が必要だから必死の思いである。
時折吹く強風にあおられて、時には「かあちゃん」と思わず叫んだ子もいた。
三九朗は5メートル級の大小屋と、その約半分の大きさの小小屋がセットになり、人家に近い道祖神前には丸太に藁をくくりつけクリスマスツリーを思わせる「巻き立て」を飾ることが習わしになっていた。
早朝から始まった作業は、大小屋の骨格が完成して初日が終わるころ、西空には一番星が瞬いていた。

コメント
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